二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.7 )
日時: 2011/11/18 11:51
名前: 雪姫 (ID: FQaXdAFn)

02


ここは自然豊かな田舎町リゼンブール。傷の男(スカ—)との対戦で機械鎧が壊れたエドとシレーナと、鎧が壊されたアルたちはそれぞれの体を修復すべくエドとアルの故郷、リゼンブールに来ていた。ここ最近のリゼンブールの天気は雨続きだった。

エド「はぁ〜。退屈だなアル〜。」
金髪金目の少年エドワード・エルリックが、椅子に座り窓の外を見ながら鎧姿の弟、アルフォンス・エルリックに言った。
アル「確かにそうだね・・・・。リゼンブールに来てからずっと雨だもんね・・・。」
アルは退屈そうに言った。エドは隣に座っている少女に目をやった。彼女の名前はシレーナ・リヴス、エドたちと一緒に旅をしている。シレーナはあまり、話したがらないので無言が続くのは当たり前だったが今日の彼女は何かが変だった。何が変化と言うと、リゼンブールに来てからずっと空を見て誰とも口を利かない。シレーナの行動が気になり、エドはついに聞いてみることにした。
エド「なぁ?シレーナ。お前、何見てんだ?」
シレーナ「・・・・・・今日・・・・彼女が来る・・・・。」
エド「彼女?」
エドが聞き返してもシレーナは何も言わなかった。彼女って誰だ・・・・?エドがシレーナの言葉の意味を考えていたその時!、空がいきなりピカッと光った!!
エド「うわ!」
シレーナ「キャッ!」
アル「シレーナ、兄さん!」
アルはとっさの行動でエドとシレーナを自分の後ろに隠した。アルが盾になってくれたおかげで、エドとシレーナの目は無事だった。

一方その頃上空では・・・・・
レンリ「ギャァァァァァーーーーーーー落ちるぅぅぅぅーーーーーー死ぬぅぅぅぅーーーー。」
ブルース「ギャァァァァァーーーー。」
なぜかレンリとブルースが空から落ちていた。レンリは持っていた傘でアニメのようにひらひらと落ちないかと試し、ブルースは、落ちる速度を落とそうと必死に泳いでいた。
レンリ「あっ、そうだ!」
レンリは何か思いついたらしく、悪そうな顔でブルースに近寄り……
レンリ「ねぇ、ブルース私いいこと思いついたんだ〜。あのね・・・・」
ブルース「却下。」
ブルースはレンリがまだ言っていないのにそく却下した。レンリは、ほほをふぐのように膨らませ
レンリ「ぷ〜(ー3−)まだ言ってないのに〜。あのね・・・・・ブルースが私の下になって・・・・・・。」
ブルース「あっ、そうか!お前が俺の下になって、そしてお前が地面にたたき突かれて俺は助かるという作戦か!それはいい!よし、すぐにやろう。ほら、下になれ!」
ブルースはレンリが言い終わる前に、自分の都合のいいように書き換え、後ろ足でレンリを蹴飛ばしてレンリを下にしようとした。
話は聞いてもらえないし、痛い方をさせられそうになっているレンリは騒然のようにキレる。
レンリ「てっ、違うはボケ!お前が私の下になって、私が助かるそう言う作戦じゃボケ!」
今度はレンリが、自分を下にしようとしたブルースの顔を殴りブルースを下にしようとする。
ブルース「グハァ。やったな、この野郎!」
ブルースは仕返しにレンリの腹を後ろ足で蹴った。
レンリ「ゲホォ。やったな!」
レンリVSブルースの空中での熱き戦いが始まった。

一方エドたちは・・・・・
謎の光に襲われたがアルのおかげで何とかなったエドとシレーナ。シレーナが「・・・彼女がそこまできている。」と言い外に飛び出してしまった。エドたちもシレーナを追いかけて外に飛び出した。
アル「シレーナ。早く家に戻ろ。風邪引いちゃうよ。」
アルは空を見て立ち止まっているシレーナを家に連れて帰ろうとしたがシレーナは全然動かなかった。
レンリ「ギャァァァァァーーーー落ちるゥゥゥゥーーーー。」
突然どこからか少女の悲鳴が聞こえてきた!エドとアルはあたりを見渡したが少女らしき人は誰も居ない。そしてシレーナはまだ、上を見ている。もしかして・・・・と思いエドは、上を見上げてみた。そしたら、白いワンピースを着た少女となんかよく分からない犬?が空から落ちて来ていた!
レンリ「死ぬぅぅぅぅーーーーあっ、そこの少年!」
少女はエドたちの存在に気付いたみたいで、エドを指差し、
レンリ「私今から、あなたに向かって落ちるから、ちゃんと受け止めてね♪」
と言いながら、落ちる方向をエドの上に変えて来てエドはいきなりそんなことを急に言われわけがわからず。
エド「はぁ?ちょっ、待て!おい!」
と必死に「待て」と言ったが、エドの願いはかなわず少女はエドの上に落下した。
『ヒュウゥゥゥゥ〜ドッスンッ!!』
エドと少女は気絶し、目をグルグルにしていた。(@_@;)一方ブルースは、可愛そうに誰にも助けられずに地面にたたきつけられていた。ずっと空をみていたシレーナも
シレーナ「うっ」
急に頭を抱え苦しそうな声を上げ、その場に倒れてしまった。アルは、全員を抱え家へと連れて帰った。