二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.9 )
- 日時: 2011/11/18 12:29
- 名前: 雪姫 (ID: FQaXdAFn)
03
???「エド、説明しなさいよ。どうやったら、女の子と犬が空から落ちてくるのよ!!」
エドは金髪のポニーテールで青い目をした少女に怒られていた。彼女はエドとアルの幼馴染、ウィンリィ・ロックベル。ウィンリィはアルが連れて帰ってきた少女のことをエドに聞いているのであった。
エド「だから、何で空から落ちてきたのかはわかんねーけど、こいつらが空から落ちてきたのは事実だって。」
エドはこれまであったことをちゃんと?説明しているのだが、少女と犬が空から降ってきたなどというものすごく嘘っぽい話はやはりそう簡単には信じてもらえないようだ。
一方アルはというと、突然苦しそうな声をあげて倒れたシレーナが心配でシレーナが寝てるベットの横に座り彼女が目覚めるのを待っていた。
アル「シレーナいったいどうしたんだろ・・・・・・?」
アルは心配そうな顔をして、シレーナを見ていた。
ブルースは、また別の部屋でウィンリィの祖母、ピナコ・ロックベルが看病していた。
ピナコ「・・・・こいつは、見たことのない生物だね・・・・。いったいどこから来たんだろうねぇ・・・・・。」
ピナコは狼にしては少し大きい生き物をキセルを吸いながら見ていた。
レンリ「んぅ・・・・・う〜ん・・・・・ここは・・・・・?」
ウィンリィ「あっ、エド。この子気がついたよぉ!」
目が覚めると、よくわからない部屋に寝ていて知らないチビとポニーテールが私のことを見ていた。誰だこいつら?うっ、頭が痛い・・・・・・あれ・・・そういえばこのチビ見たことが・・・・・あぁ!!レンリはバサッと布団をどかして起き、エドを指差して
レンリ「あぁ!そこのチビ!私が「受け止めてね♪」って言ったのに受け止めなかったな!」
と言った。ウィンリィは、エドの話が本当だったということを知り、ちょっと、エドに悪いことしたかな?と少し反省し、エドはこいつ・・・・俺のことをチビって…(怒)と怒りを感じていたが怒っていても仕方ないので、怒りをグッとこらえてエドは別の話を少女に振った。
エド「お前たちは、何で空から落ちてきたんだ?」
とレンリに聞いてみた。だがレンリから帰ってきた答えは
レンリ「しらねぇ?気づいたら空にいたんだもん。」
意味のわからないものだった。
ウィンリィ「「気づいたら空に居た」ってどういうこと?」
ウィンリィはレンリの意味のわからない言葉に興味を持ち始めていた。
レンリ「知らない〜?だって、私空に行く前に知らない人に剣…?いや、まぁどうでもいいけど、そんな感じのもので刺されて、そっから記憶がないんだよねぇ〜。で、気づいたら空の上にいて私鳥さんになったんだぁ〜♪って思ってたら、だんだん下がり始めてそこの少年に出会ったんだよ。」
と長々と話続けた。ウィンリィはますます興味を持ち
ウィンリィ「刺されたって大丈夫なの?あれ?でも刺された跡がない・・・・?」
レンリ「え、そんなバナナ?!」
レンリは刺された場所を念入りに見るがそこには傷ひとつ無かった。あれ?おかしいな?確かここを刺されたはずなのに・・・・・?どうして何も無いんだろ・・・・・・?
エド「おい、ウィンリィ。こいつの話、意味がわからないことだらけだぞ。」
ウィンリィ「うん。確かに、あの子の言っていることは全然分かんないことだらけだよね…でもなんか困ってるみたいだし・・・・・それにほおって置くとなんかあぶなそうだし……。」
エド「いや、どっからどう見ても困ってはないだろ!」
冷静に見ているエドと母性に目覚め始めたウィンリィは二人でひそひそ話していた。う〜ん・・・・・このチビは機械鎧をしている・・・・・それにこっちのポニーは金髪に青に目これはアメストリス人・・・・・?だったら・・ここは・・・・
レンリ「ねぇ?この国の名前は・・・・・・うっ、ゲホッゲホッ・・・。」
レンリが、いきなり大量の血を吐いた!エドとウィンリィはビックリして
エド「おっおい、お前大丈夫かァ?!」
ウィンリィ「ちょ、待ってて。今、タオルいや、水・・・・あぁもう!」
ものすごく慌てて何がなんだか分かんない状態になっている。一方血を吐いた張本人は…
レンリ「おぉ!これは、ケチャップソースですね!」
とわけのわからんギャグを言っていた。だが確かに、レンリが吐いた血はドロットしていた。めっちゃ遠くのほうからみたらケチャップにも見えなくはないかも・・・・・?突然、レンリはいきなり真顔になり
レンリ「あっ、たぶんもう薬飲む時間なんだよ。だから、ポニちゃん水。」
ウィンリィ「え、ポニちゃん・・・・?あっあぁうん、今、持ってくるね。」
ウィンリィはキッチンに水を取りに行き、レンリにコップ一杯の水を渡した。レンリはウィンリィから、コップを受け取ると服のポケットから大量の薬を出し、それをすべて飲み込んだ。
レンリ「プハ〜、マズッ。」
エド「いつもあの量の薬を飲んでるのか?」
レンリ「ん〜、そうだよ〜。毎日決まった時間に薬を飲んでるんだよ〜。」
レンリは目をこすり少し眠たそうに言った。そして大きなあくびをし
レンリ「フハァ〜、眠くなってきた〜。あとのことは私と一緒にいた犬に聞くといいよ〜。まぁ、そいう簡単には教えてくれないと思うけど・・・・。おやすみ〜。」
それだけ言うと、また布団をかぶり寝てしまった。レンリの自分勝手すぎる行動にあっけらかんとするエドとウィンリィだったが、ここでぼ〜としてても仕方ないので、ピナコに相談するのも兼ねてブルースが眠っている部屋に行ってみることにした。