二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【テニスの王子様】偽りの桜~名前変えました&第二話更新 ( No.9 )
日時: 2011/11/30 18:07
名前: 花暦桜花 (ID: lUcqHz23)

3、新たな出会い〜中編〜

オサムちゃんの授業って…。




自習じゃん!!!



「今日は先生が出張やさかい、ワイが今日の授業を担当するで〜。よろしゅうな。」

…無精髭にチューリップハット…。

「本当に教師か…?」

「桜ノ宮、聞えてんで〜。」

「Σ!!(地獄耳!!)」

「ちなみに、このプリント、俺が作ったプリントや。心してかかれや〜。ちなみに提出もしてもらうからな〜。」

教室がざわざわとざわめく。そりゃそうだ。提出だ、なんて言われればサボれないし。

そしてまわってきたプリントはありきたりな内容で。

「…ま、妥当な内容だな。」

と呟き1人に取り掛かった。



*   *    *

時は過ぎ昼休み、職員室にて。

「桜ノ宮龍…か。」

オサムちゃん、こと渡邊オサムはそう呟いた。その時。

______コンコン

「失礼します。」

「早かったの〜、白石。」

「先生、なんですか急に。」

急に呼び出された白石はあからさまに嫌そうな顔をした。

「悪いな〜。来て早々悪いんやけど、このプリント見てみ。」

手渡された一枚のプリント。

「プリントって…。ただのプリントですやん。」

ちっちっち。と人差指を左右に動かしながら言う。

「ただの自習プリントちゃうで?オサムちゃん作、ごっつむずいプリントや。」

「はぁ…。」

結局プリントやん。と思う白石。

「…で?」

「"で?"って?」

はぁ、とため息をひとつついた後、呆れたように言う。

「なんで俺を呼びだしたんです?」

「その子をマネージャーにしようかと思うてな。」

「マネージャーって…テニス部の?!…しかし女子は…。」

「アホ。どこ見て女子と判断しとんねん。」

「え…?」

「プリントの桜ノ宮をマネージャーにしよう言うとんねん。」

そう言われて白石は考え込む。

「桜ノ宮…。あぁ、金ちゃんの友達やん。」

「なんや、知り合いか。なら話は早い。放課後、桜ノ宮を連れてこれるな?」

「…金ちゃんに頼んでみますわ。」