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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜 ( No.29 )
- 日時: 2012/01/21 14:55
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
皆さん応援ありがとうございます。更新行きます。
10話 実力
所変わってここは道場。これから千幸の実力調査が始まるのだ。
しかし、やり方がかなり異様だった。
近「水月君、本当にいいのかね?」
心配そうな顔をした近藤が3回目の同質問をしてきた。
水「えぇ!さ、いつでもどうぞ?」
見定める役は近藤と土方。ついでに千鶴。実力を見る試験官は……
なんと幹部全員だった。しかも全員が刃のついた武器を持っている。
水「始めていいですよね?手加減しますし。」
千幸の『手加減』という言葉に、沖田が多少顔を
引き攣らせた。
沖「君、僕らの事舐めてるの…?」
水「いいえ。あ、ちょっとは…かな?」
そんな台詞を軽々しく吐く千幸は、笑顔だったが。
水「いいですよね?じゃ行きまーす。」
そう言われ幹部達が構えようとした瞬間、千幸が
消えた。そして頭上から声が降ってきた。
水「行きますっ!」
(弱い奴からに。そうね…平助かな!?)
幹部達が唖然としている最中、早くも千幸は平助の
真後ろに着地した。
平「なっ!このっ!?」
慌てて千幸に斬りかかる。その攻撃をかわしながら
千幸は微笑んでいた。
(うん。人としちゃ上出来。でも…)
水「まだまだっ!!」
他の幹部でさえも見えなかった平助の一瞬の隙を
突いて、峰打ちを繰り出した。
平「うぐっ…!?」
—ドサリ。カラカラ…カチャン…。
水「まず、一人。」
そう言って笑い、今度は原田に狙いを定める。そして
永倉、斎藤。更には、新選組最強剣士と謳われる
沖田を倒すのにも、数十分と掛らなかった。
雪「す、凄い……!」
土「幹部が、全滅だと…!?」
新選組幹部、水月千幸一人の少女により、全滅。
水「これが私の実力です。」
千幸は静かに、水龍を鞘に収めた。
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