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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜 ( No.32 )
- 日時: 2012/01/29 17:57
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
11話 将軍上洛
それは、ある日の広間での出来事。
水「私もいいんですか?」
近「勿論!参加してくれ!」
近々将軍が京へ上洛することになり、新選組はその時の二条城警護を
任されたのだ。先程千鶴の同行が決まり、それで終了だと千幸は思って
いたのだが。
平「お前の剣技なら大丈夫だって。」
沖「斬った張ったにはならないよ。」
警護不参加の沖田と平助の言葉に背中を押され、千幸も心を決めた。
水「良いなら、行かせてもらいます!」
夜、京都の二条の城。そこは新選組隊士で溢れ返っていた。
雪「くう。足攣りそうー。」
水「…千鶴ちゃん、止まって。」
雪「え?どうかし…!!」
千鶴も今気付いたようだ。先程から自分達に向け
られている、この殺気に。
風「鈍いわけではないか。」
?「ようですな。」
?「ククっ、面白れぇ。」
城の城壁に立つ三人の男を、千幸は知っていた。
風間千景、天霧九寿、不知火匡。西国の男鬼達。
天「君を探していたのですよ、雪村千鶴。」
風「我らの同胞の女鬼、探したぞ。」
雪「な、何を言っているんですか!一体…?」
状況の呑み込めていない千鶴の言葉で、彼らは思案顔
になった。
風「本気で言っているのか?純血の鬼ともあろう
者が」
匡「雪村の性、千の名前、小太刀。思い切りそう
じゃねぇか?」
水「悪いけど、僕達勤務中なんですよね。」
男達の視線を遮るかのように、千幸が千鶴を背に
庇う。
男達は塀から飛び降り、彼女達に迫ってきた。
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