二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第1章 王族の姫からの頼み事とは ( No.111 )
- 日時: 2011/12/17 16:57
- 名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)
エレベーターは、きっちりと1回で停止した。
扉はボコボコとなっていたが、取りあえずドアポケットの中に収まった。
出た時には観葉植物が倒れ、何かの粉塵が舞っていただけで何処かが粉砕している訳では無かった。
真「(つか、今武器持ってねェンだよな・・・あン?)」
赤頭巾真希は何故か足下にあったゴルフクラブを手に取り、辺りを歩き回る。
彼女が一旦庭の方の窓を見ると、メイド達がザワザワしている。
ラティアが人と関わるのを好まない為なのか、メイドは少なく、既に外に避難していた。
真「ったく・・・敵陣よォ、とっとと出て来て潰れろよ・・・」
彼女は適当に愚痴を漏らし、
刹那、
城の入口から、機械が現れた。
機械は2m位だろうか。
ゴーレムの様な形状で、頭部は円柱の様な形。
顔の方はマジックミラーで出来ているのか、こちらからは自分が映って見える。
模様はそこらに有るような迷彩の模様だった。
これはまさか、
真「・・・ぱ、駆動鎧・・・ッ!?」
*
その人は、森の中に居た。
彼、あるいは彼女は、カード型の霊装を使って呟いた。
?「侍従長?関心すらしてないな。何故なら関心する心なんてもう何処かに行ってしまったからな」
その人は、街の中に居た。
彼、あるいは彼女は、無線機を使って呟いた。
?「狙撃者?やっぱり興味無い訳よ。でも、やっぱり出世の為なら何でもやる訳よ」
その人は、城の中に居た。
彼、あるいは彼女は、黒電話を使って呟いた。
?「能力者?知らないよそんなの。興味の一欠片も無いんだから」
その人は、川の傍に居た。
彼、あるいは彼女は、携帯電話を使って呟いた。
?「赤頭巾の末裔?何ですかそれは。聞いた事も見た事も食べた事も有りませんけど?」
その人は、何処に居るのかも解らない所に居た。
彼、あるいは彼女は、何も使わず呟いた。
?「さて、私をどれだけ楽しませる事が出来るかしらね。
ーーーーーーーーー前谷真希?」
*
ゆ、指が凍って動かない・・・←