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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第1章 王族の姫からの頼み事とは ( No.143 )
- 日時: 2011/12/21 07:33
- 名前: おかゆ (ID: hj9a4sJB)
能力者の右腕から、未だに僅かな電流がまとわりついている。
白夜は何の気無しに電極の電源を切り、粉塵から僅かに見える少女の人影を見ていた。
吹「助けた方がいいかな?」
白「確かにな。銃器を持ってるとはいえ、駆動服の腹パン食らってる。そもそもか弱い女の子だしな」
吹雪は収まりかけている粉塵の中に入った。
彼は少女に右手を差し伸べた。
吹「大丈夫?怪我はな、ーーーーーー
彼の右手は、少女の掌で叩かれた。
少女は赤い頭巾を深く被り、顔が見えない様にすると、
?「助けろなンて言った覚えなンざねェよ」
吹「そうは言っても、君ボロボロだよ」
?「一々煩いンだよ。さっさとこっから出て居なくなれ。俺は悪党だ。救いなンざ必要ねェよ」
少女は立ち上がり、さっさと倉庫から出た。
部屋の入口で白夜と少女はすれ違う。
白夜はすれ違い際に少女に言った。
白「・・・楽しいか?」
?「何がだ」
白「そんな所・・・闇に佇んだままで楽しいのか?」
?「黙れよ。お前の知った事じゃねェだろ。そこにしか俺の居場所はねェンだよ」
少女はスタスタと何処かに行ってしまった。
去って行く少女を暫く見ていると、白夜の顔が青くなった。
白「そうだ、あのココアとショートケーキと紅茶の代金・・・ッ!」
吹「・・・あぁ!!」
もの凄く、嫌な予感がする。
*
よし、第1話の目標来た!
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