二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第1章 王族の姫からの頼み事とは ( No.66 )
- 日時: 2011/12/13 17:28
- 名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)
白「(あ゛あ゛あ゛・・・寒ぃ・・・)」
王宮の仕事を放ったらかして森まで来た侍従長白夜だが、何か不気味な声が聞こえたのは1度だけだった。
彼が体をブルブル震わせ、
白「(あーもうマジ遭難しそうだ・・・早い所帰らないとな・・・)」
彼は己の足跡を辿る様に帰る。
?「駄目だよ!!そっちに行っちゃ!!危ないよ!!」
背後から、何かの声が聞こえた。少年の声だ。
しかし、余りの寒さに記憶が吹っ飛んでいる侍従長白夜は、
白「・・・うん。幻聴だ。そうに違い無い」
刹那。
5m手前に1匹の屍人がのっそのっそとこちらに近づいて来る。
白「(・・・雑魚か。コイツは倒すのが簡単な割には、戦うのは楽しく無いしな。余計な血を流させちまう)」
彼はスラックスのポケットからゲームコインを取り出し、宙に投げる。
ゲームコインは、ヒュンヒュンと重力の力で落ちる
?「駄目だよ!速く逃げないと君も屍人にされ、ーーーーーーー
とある少年の声は、何かの音で遮られた。
なぜなら。
侍従長白夜の手に落ちたゲームコインが、バコォンッッ!!と言う爆音と共に音速より速く屍人の腹に突き刺さったからだ。
屍人は血の様な物を吐き、自分の目の前で倒れこむ。
これを避けた侍従長白夜の背後に、声の主らしき少年が居た。
?「はぁ〜・・・危なかったね・・・」
銀髪の少年だった。
肌は白く、深緑色の瞳。ルックスは良く、雪しか見られないこの森では全く違和感を感じない少年だった。
白「お前の言葉が無かったら、多分俺は屍人になってお前を襲ってたかもしれないな。ありがとうな。・・・あ、俺の名前は貝塚白夜だ」
?「そうしたら、ボクも自己紹介しないとね」
銀髪少年は、笑みを浮かべて言った。
?「ボクの名前は吹雪士郎。これでも魔術師だよ」
*
カ◯ピスおいしい←いきなり何を
つか、普通屍人って複数で行動するような気が・・・まいっか←ぇ