二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナGO〜なくしたくない物〜 歌詞公開中 アドバイスください ( No.348 )
日時: 2012/02/26 17:52
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)

43.フィフスじゃないの?



ユ「まさか、予想があたるとはな……おどろきだ。」
霧「そのことなんだが、いったいどういうことだ? しかも、予想って……。」

霧野の問いに、友撫がつけたした。

友「友撫としても、ちょっと気になってたの。お兄、どういうことなの? 自分が危ないことは、たしかに分かると思う。でも、なんで神童さんのことが分かったの?」
ユ「おまっ……質問を詳しくしたな。」
友「あなたは具体的に言わないと分かんないでs ユ「いや、分かるから。」うそつけ。」
ユ「まあ、いいけどさ。……だって、化身ドローイングを使われることは、なんとなく予想してたんだもん。太陽、けっこう危ない状態だったらしいし。」

ユエの言ったことに、天馬が肩を震わせる。おそらく「太陽」という名前が出て来たからであろう。

ユ「キャプテンなら、もし、化身ドローイングを使われてもつっこんで行って、ふっ飛ばされてケガでもするんじゃないかって思ってさ。いや、なんとなくだったから、あたるとは思ってなかったんだけどな。」
友「あー、お兄はそういうむだな予知力はあるくせに、防ぐ方法は思いつかないんだよね。」
ユ「うん。って、むだな予知力って言うな!」
友「へ? 友撫?」
ユ「ちがう。い・う・な!」
友「あー、さーせんww」
天「わ、笑ってるよ……ww」

だんだんと、ユエと友撫、天馬たちなど、1年の間にほんわりした雰囲気がただよいはじめる。
しかし、倉間にはひとつ、疑問がわいた。

倉「なぜ、化身ドローイングを知ってるんだ?」
ユ「え? うーん、なんで知ってたんだったかな……たしか……なんかメールで聞いたような、聞いてないよな……。」
倉「どっちだよ;;」
友「メールでしょ?」
天城「フィフス、ってことじゃないのかド?」
ユ・友「え……;;;;;;;;;;」(滝汗)
友「ち、ちがうよね?」
ユ「○×▽*+/#〜=&>%#’」
友「お兄、ついに壊れたn ユ「ちがうちがうちがうちがうちがうちがう!」ちがうのかぁ。」

友撫が残念がるのを見て、みんなはちょっとユエが可哀想になる。なぜって、壊れてほしいと思っているようにしか見えないからだ。

輝「あ、ははは……;; ていうか、ユエ、手術っていったい、なにを受けたの?」
ユ「え、言わなきゃダメ?」
全「うん。」(真顔)
ユ「えー……。」

ユエが心底イヤそうな顔をする。こんなところはちっとも変わらないのに、輝は、どこか変わってしまっていないか、心配で仕方なかった。
なんとなく。

ユ「えっと、聞いた話しだと、20%は成功するけど、80%は失敗するっていう手術を受けた。……らしい。」
速「らしい?」
ユ「はい。そのときは意識失ってて、全然実感湧かないんですよね。」

ユエが「へへへ」と頭をかく。そのようすを見て、ピンピンしていると思ったみんなは、フッと笑いをこぼす。

ユ「あ、そーだ。輝!」
輝「へっ? なに?」
ユ「抜け出すから協力しt 冬「月流君(怒ってます)。」はい、すいません。」
天「それより、いきなりたおれちゃってたけど、大丈夫?」
ユ「へーき、へーき。俺よりキャプテンの方が心配だよ。平気なのか?」

ユエの問いに、みんなは黙り。そのことで、あまり調子は良くないのだなと、ユエはすぐ察した。

ユ「そっか。……あ、友撫、もういいよ、話して。」
友「え、いきなり!?」
ユ「うん。ただ、俺のいないところにしてくれよー。当の本人がいると、質問攻めにされてめんどくさいからさー。」

ユエが、見ているみんなが半分あきれるような顔をして言う。
そんなところも兄らしいなと思いながら、友撫はうなずいた。それを見て、ユエがにっこり微笑む。

ユ「さすが友撫。」
友「だって、ちゃんと答えられなさそうなんだもん、お兄に任せると。」
ユ「ぇ、それって……。」
友「もちろん、お兄のためじゃなく、たじたじしてるのを見るのが友撫はめんどくさいから、友撫に任せて的な意味で言ってるよ。」
ユ「あ、はい、さーせん(泣」

半泣きのユエを見て、みんなは思わずふき出した。こんなに深刻な状況で、ましてやユエだって、きっとあまり良くない状況に置かれているだろうに、こんなに明るく振る舞っているのだ。
笑っている余裕などないと思っていたけれど、ユエがいれば、なんとか笑えそうだ。

冬「じゃあ、そろそろ月流君は、検査に行きましょうか。」
友「あ! じゃあ、みんなは友撫の病室に来てください!」
天「えっ、なんで?」
ユ「色々と話してもらえるから、安心しな。友撫、けっこう礼儀はいい方だから。」

ユエの言い方に不満があってか、友撫がぷうとほおをふくらませる。その光景が、なんとも兄妹という感じで、微笑ましくて。

友「じゃあ、来てくださーい♪」

友撫は楽しそうに車イスの車輪を転がす。もちろん、好きで車イスなんか、乗っているわけじゃないことなんて、みんな知っている。むしろイヤイヤなのだろう。
だから、あえてそのことは話さず、別の話をしながら、友撫の病室に向かった。


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