二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナGO〜なくしたくない物〜 NEW:希望 ( No.413 )
- 日時: 2012/03/12 21:06
- 名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=WO-QXiA5Fb8&feature=related
58.『旅立ちの日に』
抱きしめられてから、少なくとも5分は経った。なのに……
天馬ああ! はなせえええぇえぇぇぇええ! おまえ自覚あるのか!? 女子に抱きついてるんだぞ、おい!?
ユ「ちょ、いいかげんはなせよ、天馬っ////」
天「あ、そ、そうだよね。ごめん。」
天馬はあやまりながらはなれた。いやー、こういうの、俺でも恥ずかしいって思うんだな。
ユ「そうだ。天馬、どうするんだ? 俺のこと。」
天「へ?」
ユ「へ、じゃねえよ。ほら、言ったじゃん。俺をサッカー部においておくか、強制退部にさせるかっってこと。
まさか……忘れてないよな?」
天「わ、忘れてました……。」
しょうじきすぎるわあ! まあ、今回の一件だ。忘れるのも、無理ないか。
天「どうしよう。ユエはシードだけど、でもこれまでチームのために尽くしてくれてきたし……ああ、でも革命全体のことを考えると、中心となる雷門のこともあるし……。」
天馬、おまえ、とことん悩むな。優柔不断め。
しかたない。俺個人の感想でも述べますか。
ユ「俺としては……いたいよ、チームに。」
天「え?」
ユ「だって……いや、なんでもない。天馬、どうすんだ?」
天「おれは…………ユエを、チームにおいておくよ。」
おい! 今、俺の意見を聞いてそう思ったよな、な!?
まあ、うれしいけどさ。
ユ「そうか、分かった。ようし、じゃあ、全力で革命、お手伝いさせてもらいますか!」
天「え!? どういうこと!?」
ユ「たしかに俺はシードとして活動してたときもあったけど、最近は、管理サッカーにうんざりしてきていたんだ。ちょうどいい機会だよ。」
輝「や、やっぱり軽いノリだ、ユエって……。」
ユ「俺がいつ、重苦しいノリになった。100年前のご先祖かぁ〜?」
霧「そんな時代に、おれたちが生まれてるかッ。」
おおっ、めずらしい霧野先輩ツッコミ。まあ、ツッコミ役って、ここに倉間先輩と霧野先輩しかいないもんなww
てか、授業これ、いいのか? 俺らは、レッツ・サボリです! とかって、素直に言うのかな???
輝「とりあえず、授業にもどろうか。」
緋「おっ、影山はマジメだなぁ。おまえが言わなきゃ、このままサボろうと思ってたのによぉ……。」
ユ「内申にひびくぜぇ? やめとけって。」
緋「月流、どうするんだよ、授業。受けるか?」
ユ「んー? まあ、受けるわ、念のため。だって、次の授業って、たしか音楽だろ?」
?? 緋詞、今おまえがさりげな〜くガッツポーズをしたの、気のせいか?
まあ、気のせいってことにしとくか。
階段を上がっていくと、剣城がめずらしく、口角を上げていた。あ、つまり笑ってるってことね。1年じゃあるまいし、分かるか。
俺は1年だけどな((キリリッ。
…………なんか、悪いな。
ユ「あーあ、歌、なんだったっけ?」
緋「『旅立ちの日に』だろ?」
輝「ユエ、それくらいおぼえておこうよ。」
ユ「うっ、うるさいなっ////」
緋「よし、じゃあ、今歌え。」
ユ「はあっ!?」
緋詞、おまえはムチャブリの天才だ!
って、そこでみんな、目をキラキラ輝かせるなよっ////
……やむを得ないって感じ。
ユ「分かったよ。…………
♪ 白い光の中に 山並みは萌えて
はるかな空の果てまでも 君は飛びたつ——……。」
俺がとちゅうまで歌っていると、空野が一緒に、ソプラノを歌い出した。俺がアルトだから、綺麗な二重合奏になった。
『♪ かぎりなく青い 空に心ふるわせ
自由をかける鳥よ ふり返ることもせず
勇気を翼にこめて 希望の風に乗り
このひろい大空に 夢を たくして
なつかしい友の声 ふとよみがえる
意味もない いさかいに 泣いたあのとき
心通った うれしさにだきあった日よ
みんな過ぎたけれど 思い出 強く抱いて
勇気を翼にこめて 希望の風に乗り
このひろい大空に 夢を たくして
今 別れのとき
飛びたとう 未来信じて
はずむ 若い 力信じて
このひろい このひろい
大空に
今 別れのとき
飛びたとう 未来信じて
はずむ 若い 力信じて
このひろい このひろい
大空に——……。」
俺と空野の声が、階段に美しくエコーし続けた。
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参照は、旅立ちの日にの着うたですww
さがすのに20分かけましたよww
よければ聞いて下さい^^