二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夏目友人帳 甘き菓子  ( No.74 )
日時: 2013/04/02 11:01
名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)

「ではかき混ぜて…」

かき混ぜる。っと…ここら辺ってもしかして普通にホットケーキを作るときと一緒なのかな。

「粉が残らないようにかき混ぜてくれ。あと、ある程度かきまぜたら教えてくれるかい?」

「あ、ああ。…どこかに行くのか?」

「うむ…。少しばかり今後のことについて計画を立てねばいけなくてな。」

「そうか…。なあ、もし良かったら焼くところまではおれが1人でやるよ。」

「だ、大丈夫なのか?」

「ああ。ホットケーキと作り方が一緒なら袋に書いてあるし。」

「では…頼みましょうか。私は2階にいるから終わったら話しかけてくれれば良い。」

「分かった。」

玉露は少し申し訳なさそうにキッチンを出ていった。

「ふう…。——静かだな。」

ひたすらかき混ぜるだけだけど結構疲れてしまう。体力がないせいなのだろうか?

「…………」

シャコシャコシャコとボウルの中で生地が動き、これからあのふんわりとした物が出来上がるとは考えられない。

「まあ、出来るんだろうけど。」

もし余ったら妖たちにも配ろうか?そう考えるだけで混ぜるのが少し楽しくなった。