二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.18 )
日時: 2012/02/16 20:38
名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)

第10話!

バレンタイン話・パート2です。
沖田さんメイン?のコメディ。 

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

時はバレンタインデー。

モテる男子にとっては夢のような日が来たのだが…

いわゆる『勝ち組』に分類される男、沖田総悟は———


今、大きな懸案事項を抱えていた。


目の前にある、大きな箱。

どこぞの女子から貰った物のようだが…格が違った。色々な意味で。

「どーしたらいいものか…」

さぞ嫌そうに呟く沖田。

その箱は、某有名ドーナツショップの物と思われた。

横長の箱に、かなり強引に赤いリボンが結ばれている。

恐る恐るといった手つきでリボンをほどくと、透き間に挟まっていたのだろうか、カードが落ちてきた。

「何だコレ」

ぺらり、とめくってみる。

  
 『  人斬りさんへ

  
    世間でバレンタインとか言われているので、
   
    私からの気持ちを送ります。
  
     P.S 私が狙ってるのは、アナタのハートじゃなくて 
           ピー
       アナタの○○○です。

              アナタと同じ目の女より    』 


「これバレンタイン関係無ェだろ!どういう意味だ!○○○ってなんだ!」

突っ込み所満載だった。

「信女…宣戦布告か?」

訝しげにカードを見つめる沖田。

とりあえず中身を見てみよう、と思い、箱に手を掛ける。

「アイツの事だ…毒盛ったりしてねェだろうな?」

するとそこで、ハラリとまたカードが出てきた。
 

  『 沖田総悟さんへ
  
    ノブちゃんにセクハラ行為したそうですね?

    今度ノブちゃんに変な事言ったら、許しませんから。

                    美琴   』

「こっちは更に意味分からん!セクハラ行為って、アイツも言ったから五分五分だろィ!
 つーか…そもそも美琴って誰?」

また叫びだす沖田。

「なんなんでィ、こいつら…」

もううんざりしてきたが、箱の中身は気にかかる。

今度こそ開けてみると———

「おぉー…」

でてきたのは、大量のドーナツ。

まあ、箱からして想像はついていたが…

「ポン●ショコラ、ポ●デダブルショコラ、チョコフ●ッション、エンゼ●フレンチ、エン●ルショコラ、ヘーゼ●ナッツショコラ、チョコ●ング、ゴール●ンチョコレート…よくもまあこれだけ集めたもんだ…」

全てチョコ系統のものにしているのは、信女なりの配慮だろうか。

「うげ…一人じゃ食べきれそうにねェな」

そう言いながらも、一つ手にとってみる。

「よし…」

ぱくり。

チョコの匂いが、口いっぱいに広がる。

「…甘すぎるってんだ」

そう呟いた沖田の顔は、少しばかりほころんでいた。
           〈fin〉

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閲覧ありがとうございます。
一番力をいれたのは…ドーナツの名前調べ。←オイ
もう10話…早いものだなあ…