二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.47 )
日時: 2012/03/17 20:59
名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)

第31話。

シリアスめな話。
久しぶりに、一話で完結します。

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

真っ黒な闇。

それは、どこまでも広がって。

どこまで走っても、出口は見えず。

光の無い世界の中、一人の少女が呟いた。

「私をここから出して…」



「———っ!」

ぱちり。

それまで、完全に閉じられていた、少女の瞳が開いた。

同時に、布団を投げ出すようにして飛び起きる。

真っ暗な部屋と同じくらい黒い髪が、肩に垂れた。

部屋を見渡す彼女。

夢と同じように、真っ暗だった。

けれど、一つだけ、違うのは——


「すぴー」

彼女の隣に、もう一人、少女が眠っている…ということ。

小さく寝息をたてて、気持ちよさそうに眠っている。

その寝顔を見た途端、黒髪の少女の顔がふっと緩んだ。

「人が悪夢見てたのに、呑気だこと…」

すると、寝返りをうった少女が…

「…むにゃー、ぽんでばっかりたべるとふとりますよー」

「・・・」イラッ

ぼすっ。

枕が、安らかそうに眠っている少女の顔面に直撃した。

「むにゃ?ほにゃ?」

とりあえず起き上がってみたものの、何がを起こったのか理解できていない。

「黙って寝なさい…」

たかが寝言だというのに、怒りをたたえたオーラを発している。

「起こしたのはそっちでしょ…」

「太らないから。食べたぶん運動してるから」

相手は「?」マークを頭の上に頭を浮かべているが、寝言に対して必死で言い訳をしている。

「あの…よく分からないので…もっぺん寝ていいですか?」

「…別にいいけど」

それを聞いて、布団の中にもぐりこむ少女。

「あ」

「何?」

「どうして起きてたんですか?あ、私の寝言がうるさかったからですか?」

「…」

返事は、返ってこなかった。

「寝てるときだって、気を緩めないようにしておいて…急な襲撃とかにも対応できるように…」

「はぁい」

それだけ言うと、黒髪の少女も布団をかぶる。

彼女は、布団の中で、思った。


この部屋も、真っ暗だけれど…何故か、温かい。

  〈fin〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。


…いま気づいたけれど、
この小説の『第〜話』って…関係ないよね。
話つながってないし!

感想とか、よかったらください。
今後の小説の参考にさせていただくので!