二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.54 )
- 日時: 2012/03/02 16:10
- 名前: 天音 (ID: cSw9GUzL)
■柄風教えてくれバトン■
何かしらコレ。
間接的にグロかったり、狂ってたりするので嫌なお方はバック推奨。
読後感最低。←一番大事
僕視点。
彼、君は別人です。
大方予測はつくと思いますが。
まぁ、なんと言うかバットエンド
シリアスって苦手だわ((
僕、が最終的にどうなったかはご想像にお任せしきれてないけどします。
*
「……ッ!!」
カンッ、と乾いた音と共に青い瞳に映った鈍い銀色は地に落ちる。
白い手首に伝う赤い筋は重力に抗うことなく地に滴る。さながら先程の銀色を隠すかのように、ぽたり、ぽたり、と。
「!?、何してんだよッ!!」
「……え?」
不鮮明だった五感が徐々に鮮明になり視界が晴れて、音もしっかり聞き取れる。片手にある痛い位の、君の手が作る圧迫感も僕が作る鼻をつく鉄の香りも。
彼がもう居ないって事実も。
*
「依存してた。……違う、依存してる……んだ。」
ぼろぼろと青い瞳から透明な雫を零して、言う。何時もの皮肉、悪態、嫌味は何処へやら、見え透いた嘘すら言わず純粋無垢な子供のように素直に。
赤髪の少年の手によってぐるぐると右手首に巻かれた包帯は既に淡く色着き、彼女が何をしでかしたのかを声高らかに語る。
「……奏始はアンタがこんなことするなんて思っても見なかっただろうな。」
「そうだろうね……でもさ、意識が無いんだ、何時も君の声で目が醒める。」
「へえ、じゃあアンタはオレがいなくなったら一体どうするつもりなんだ?」
「意識、ってより……理性無くして半狂乱になって懲りずにまた手首やって死ぬんじゃないかなぁ?」
若干、というよりかなり怒りの感じられる君。黄色の目が恐ろしいくらいに僕を見透かしてた。それが恐くて。
君が片腕に抱える救急箱はいつの間にやら包帯と止血剤だけの箱になり、本来の義務を欠片程しか全う出来ていないのは僕のせいか、なんて問わなくても解る。それこそ痛い程に。
「まさかこんなにまで彼に依存してたなんてね、我ながら引くよ。まだどれだけ恋愛対象として見てた方がマシだったか。……馬鹿らしくて笑えてくる。」
明るく。まるで他人事のように、意地悪く笑って言ってやる。
だって君が好いた僕は確かこんなのだったから、彼が見てきたのはこんな僕だったろ?
混沌に抗う君も、青い空だか何だかに還った彼も、
「所詮、僕の精神が可笑しいだけ。いつからこんな紙みたいな薄っすいメンタルになったんだかね!!」
自分勝手なエゴイズムに浸って勝手にぼろぼろになっては君に助けられて、それを彼が居ないせいにして。
こんな僕なら要らないだろ?
僕一人の代用品なんて世界の其処彼処にあるし。
君が隠した鈍い銀色の代用品なんて手の届くところに山程あるんだから、ね?
「……、」
「————!?」
最後に一つ。
ねぇ、あの赤は何だと思う?
……多分、僕の血か君の髪。まぁ、どちらでも、その他の何かでも僕は一切構わないんだけど。
だって最後に見えたんだ。
鮮やかな鮮やかな、美しい、優しい、懐かしい、依存する程に大好きだった、赤色。
最期に見えた、今亡き彼の瞳と同じ、色。
* Lost-Last,Lost-Love *
喪った者は多大な存在、失った愛は赤い世界に呑まれて笑う
(思い続ければ星にだって手が届く、と言ってたのは彼だったか、君だったか)
(跳ねる赤色の中で揺らいだ青は確かに薄い笑みを称えていて、)
*
001.小説を書き始めた切っ掛けは何ですか。
「妄想の爆発とかですね。」
002.創作を始めてどの位経ちますか。
「ん……4カ月位?」
003.あなたが小説を書く「手順」を、詳しく説明して下さい。
(ストーリー構成・世界観・登場人物・書き出し・伏線・エピソード・台詞・エンディング・推敲・テンポ・タイトルの決め方等)
「エンディング→登場人物→ストーリー→オープニング→エピソード→タイトル」
004.あなたの小説中での、「風景描写:心情描写:台詞」の比率を教えて下さい。
「5:3:2=10。」
005.オリジナルと二次創作、どちらが好きですか?また、どちらを良く書きますか?
「まぁ、二次創作ですかね。」
006.原作に何処まで忠実で居られますか?
「えっと……6、7くらい?」
007.今書いている小説の元作品名を教えてください。
「イナズマイレブン、ヘタリア」
008.オリジナルキャラクターは使用する派ですか?また、使用しているオリキャラで一番愛着の深いキャラは誰ですか?
「します。愛着があるのは奏始かな?」
009.一番気に入っている作品を教えてください。
「イナズマイレブン、ヘタリア、」
010.主人公は男女どちらで書く場合が多いですか?
「どちらでも。強いて言うなら男の方が扱い易いです。」
011.あなたの小説は面白いと思いますか?その理由も教えて下さい。
「思える訳無いでしょう、こんなゴミなのに!?」
012.同じカキコ内での憧れの作者様を3人、激選してお答え下さい。理由も添えて。
「漆黒→描写とか丁寧で格好いいから。」
「ドロップ→台詞とか、表現の仕方が綺麗。」
「雪華→発想が素敵、文がなんか美しい。」
013.追加したい質問などがあればどうぞ。
014.このバトンを回す素敵作者様を3人どうぞ。短編の指定も添えて。
「雪華→甘」
「夜桜→ほのぼの」
「ひめか→シリアス」
015.お疲れ様でした。最後に一言。
面白かったです、漆黒回してくれてありがとうね!