二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夢中結愛信仰歌  【inzm】 ( No.63 )
日時: 2012/03/11 18:41
名前: 天音 (ID: cSw9GUzL)

「廃れた円舞曲の中で躍るのもまた一興、そうだろう?」

硝子の靴を叩き割ったシンデレラ


「継ぎ接ぎだらけの協奏曲、不協和音に用は無い。」

ウサギを追いかけなかったアリス



-番外編-

『夢奏少女狂騒曲』



「イタリア?……僕、バイリンガルではあるけど生粋の日本人だよ!?」

「日本人……というか、養子って何企んでるんですか母様。」

「母さん、僕が話せるのは母国語と英語とドイツ語だけだよ!イタリアでどうやって生活しろって!?」

「はぁ?イタリア語が話せない?……何しに来るんですかその養子の方。」


水面下で奏でられた冒険への序曲


「僕の妹……ねぇ。つか娘一人の為に他国から養子取るとか、どんな金持ちなんだろ。」

「私の姉……。まぁ、他国から来るくらいだから凄い人ではあるんだろうけど。」


響き渡るは、


「僕はガキが嫌いなんだよ、虐められたくないならとっとと失せな。」

「貴女みたいな野蛮人がよくも私の母様に気に入られたことです!」


継ぎ接ぎだらけの不協和音。


「御生憎様、僕は野蛮人なんでね。御嬢様は部屋で優雅にピアノでも弾いてれば?」

「貴女に頼むなんて不本意極まりないけど……さ、サッカー教えて下さいませんか?」

「……素直じゃないね、君。」

「貴女……姉様には言われたくないです。」


刻まれたテンポなどには縛られず


「もう面倒だし、基礎はしょって必殺技から練習しよう。」

「……姉様が外道って言われる理由が解った気がする。」


奏でられたし狂騒曲


「そういえば……姉様って好きな人とか、恋人とか居る?」

「……人の色恋沙汰に首突っ込むなんて嫌な趣味、何処で覚えたの?」


それは


「サッカーを管理……そんなのって認められる?少なからず、僕は認めないよ。」

「私が師匠と姉様に教えられたのは自由なサッカーだ。奪われたなら取り返してやるまで!」


未来への前奏となる



「はじめまして、僕さぁ悪いけどイタリア語話せないんだ。……日本語解る?」

「まぁ、一般常識程度なら。一応日本人とイタリア人のクォーターなので。」





幻を唄うは幸を手にしたシンデレラ


「あ、なら良かった!……えっと僕は“神原結祈”。解るだろうけど日本人だよ?」





夢を奏でるは幸を探し求めるアリス


「私は、


























































                  優幸、“亜城木優幸”。」


《紡錘がれる“革命”への序曲》

全ての幸福はアリス、ただその人の為だけに。




+

番外編予告。
何時から連載するかは考えてない((
だって正直今からでも書けるもの!
結祈と優幸の出会いと関連性。題名は『夢奏少女狂騒曲』。
参照記念に書いて行こうかしら、どうしようかしら。

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