二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.96 )
- 日時: 2012/09/02 19:00
- 名前: 颯 (ID: 4PEXSotl)
「……相変わらず気味悪い場所だな!」
「叩き潰しますよ?」
嘘です冗談、と彼は笑った。
真っ黒な薔薇と、真っ黒な空と、真っ赤な月を背に。
「グロリアは本当にやりかねないから怖いんだ」
“何処ぞの愚者さんみたいにね”
彼女は嗤った。
「お望みならば、容赦なく潰しますよ?」
《 Los grilletes en mi el cielo que le 》
( 貴方に空を、私に枷を、 )
「私は、わたしは……っ!」
星浮かぶ夜空色から零れた涙。
情緒不安定に陥った少女の足元には余熱に燻った地面と、一枚の紙切れと、真っ黒い塊。光を反射して薄ら輝く紫銀の髪は煤で黒にくすみ、見る影もない。
「私、は…わたしは、あた、しは……ぼくは、僕は……僕、は」
呪文の様に、唱えるように。
壊れた玩具さながらの少女を見て、金の双眼を細めたのは何時のことだったか。
「みぃつけたぁ……!」
ふわり、と。薔薇の花が舞う。
「あらあら、お久しぶりですね?“聖女様”」
「……そーだね、とりあえずその呼び方やめたげてくれない?」
グローリア、との呼び掛けには応じない。
此処は通称グロリア、グローリア=ウェルディ彼女の城。漆黒の薔薇が咲き乱れ、赤い月が顔を出す場所。言わば、
「女神様と聖女様がこんな所になんの御用ですか?」
“魔界”、である。
女神と呼ばれたエディータ、聖女と呼ばれた透空。
確かに本来なら、此処に存在するべき物質ではない。
しかし、
「……ちょっと、“No.0”について話しがあったから」
(てんしがしんだ、あくまがないた)
episode_01.
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【お知らせ、忠告】
どうも颯でございます。
あのですね、単刀直入に言います。
オリキャラ設定や、ストーリー、台詞のパクリやめて頂けませんか?
小説カキコに限らず、ですが。
前々から思っていましたが、偶々かなぁと考えるには無理があるところまできているので。
真剣にやめて頂きたい。
結構頑張って描いてるんです。
それでは、お目汚しすみませんでした。