二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫〜更新再開!〜 ( No.102 )
日時: 2012/05/20 18:53
名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
参照: いや〜、中学最後のテストが終わって本当に良かった^^

第22話「戦慄!もう一人の『鬼道』!!」


〜イタリアエリア グラウンド〜

ラティア「良かった…。まだ試合は始ってないみたいね…。」
全「「「Σラティア?!?!」」」
フィディオ「どうしてここに?!」
ラティア「どうしても試合が気になって…、脱走してきたの。」
フィディオ「熱があるんだから大人しくしてなきゃ駄目だろ!!アルゼンチン戦だって控えているんだし!!」
ラティア「この試合は、私にとっても特別なの!!ミスターKって影山なんでしょう?!私はあいつに復讐しなきゃいけないの!!」
フィディオ「復讐…?」
ラティア「私、絶対に帰らない!!試合が終わるまでここにいる!!」

ラティアはそう怒鳴り、ベンチに座った。もう何を言っても無駄らしい。

フィディオ「…分かった。ただし、決して無茶はしないこと。しんどくなったらすぐに教えること。いいね?」
ラティア「指図されるのは嫌だけど…、それでここにいられるなら仕方ないわね。約束するわ。」
フィディオ「うん。それじゃあ、そろそろ試合が始まるから。」
ラティア「頑張って!」
フィディオ「ああ!」

ラティアは携帯を取りだした。

ジャンルカ「どうしたんだ?」
ラティア「相手チームが気になるから調べようと思って。」
ブラージ「選手の紹介なら、さっきあそこの解説者が言ってたぞ?」
ラティア「そうじゃなくて…、…始まったわ。」

試合開始。デモーニオが攻めあがる。

デモーニオ「この試合で、お前には消えてもらう!!」
鬼道「何?!」

デモーニオが真イリュージョンで鬼道を抜いた。

円堂「鬼道が抜かれた?!」
佐久間「あの技は…!!」

その後、デモーニオはチームメイトに指示を出す。

ラティア「この動き…、帝国学園そのものだわ…!!それにさっきのヒールリフトも有人と同じ…。」

鬼道とデモーニオが其々指示を出す。中盤を鬼道がコントロールすることによって、DFラインが機能し始めたようだ。デモーニオがロッソにパスを出すが、これは佐久間が読んでいた。

ラティア「…違うわ!!そいつも囮よ!!」

ラティアの言うとおり、パスはロゼオに渡った。その後、デモーニオにパスが周り、DF陣を突破した。デモーニオがシュートを打ったが、円堂が止めた。佐久間にパスが渡った途端、鬼道の動きが急に止まった。

佐久間「どうしたんだ?鬼道?」
鬼道(何故…、俺なんだ…?!)

その後も、鬼道と影山は頭の中で会話をしていた。その様子を、ラティアは憎しみのこもった鋭い目で睨んでいた。

ラティア(あんた達のせいで私の家族は崩壊した…!!影山も有人もいなければ…!!)

不動「いつまでも昔のことを引きずってんじゃねぇ!!」

その時、グラウンドに不動の声が響いた。その声に、ラティアと鬼道はハッとする。

ラティア(私ってば、何を考えているの!!有人は影山に傷つけられたんだから!!有人は『あの事件』とは何も関係ないじゃない!!大切な親友を怨んで…、私ってば最低だわ!!)

ラティアは首を左右に振った。

ジャンルカ「ラティア、大丈夫か?」
ラティア「えっ?…えぇ、大丈夫よ。」

ラティアが考えごとをしている間に、不動の誤解も解けたようだ。ボールを持った鬼道は、佐久間、不動とパスを繋ぎながらチームKのDF陣を抜いていく。

ラティア「フフッ、ようやくいつも通りのプレーに戻ったわね。」

鬼道は佐久間にパスすると見せかけ、不動にパス。フィディオにボールが回った。フィディオがシュートをを打つが、インディゴに顔色一つ変えず止められてしまった。

ラティア「嘘っ…!!フィディオのシュートが、あんなに簡単に止められるなんて…!!」

その時、ラティアの携帯に異変が起きた。

ジャンルカ「ラティア、これは…?」
ラティア「…チームKの周波数を調べていたの。これは…、普通の周波数じゃないわ。」
ブラージ「どういうことだ?」
ラティア「つまりチームKは、何らかの方法で強化されているということよ。」

全「「「!!!」」」

ラティア「恐らくチームKのキャプテンは、有人を超えるように強化されているんだわ…。」

円堂「そんな…!!」
鬼道「影山…!!」

インディゴからデモーニオにパス、不動のスライディングをかわし、チームKのカウンターだ。

デモーニオ「俺達チームKこそ、総帥の理想!!究極のチーム!!そしてこれが、究極のシュートだ!!」

デモーニオは皇帝ペンギンXを放った。円堂は怒りの鉄槌で止めようとしたが間に合わず、円堂ごとゴールに突き刺さってしまった。

ラティア「チームKが…、先制点を…、」

鬼道「今の技は…、」
不動「皇帝ペンギン1号…!!」
佐久間「いや…、威力はそれ以上だ…!!それ以上のはずなのに、あいつは…!!」
デモーニオ「打つだけで消耗する未完成な技と一緒にするな。究極のペンギン、それが皇帝ペンギンX!!そして俺が、究極だ!!」

チームKが1点リードで前半が終了した。

ラティア「…フィディオ。」
フィディオ「ん?」
ラティア「後半戦、出てもいい?」
全「「「はぁ?!?!」」」
フィディオ「な、何言ってるんだ!!駄目に決まってるだろ?!」
ラティア「あいつ等、ムカつくのよ!!今すぐにでも殺したいの!!」
不動「お前…、熱あるのに勝てるのかよ?!」
ラティア「勝つ?冗談じゃないわ。私は『勝つ』んじゃなくて、あいつ等を『潰す』のよ。」
佐久間「ラティア…、マジギレしてないか…?;」
鬼道「フィディオ、後半はラティアを入れよう。」
円堂・フィディオ「「えっ?!」」
鬼道「俺達は1点取られているんだ。ラティアがいれば、すぐに点を取り返せる。」
フィディオ「でも…、」
ラティア「言ったでしょう?!私はあいつに復讐する!!お願い!!何でも言うこと聞くから!!」
フィディオ「…分かった。その代わり、絶対に無茶はするなよ?…まぁ、試合に出る事自体無茶だけど…。」
ラティア「ありがとう!!…見てなさい。影山、チームK…











                   私が貴方達を地獄の海で溺れ死なせてやるわ!!」




***
姫佳「いや〜、結構色んなところ省いちゃいました^^;」
ティアラ「ラティア、結局試合に出るんだね…;」
フィディオ「出さないとこっちが殺されるような状況だったし…;」
ラティア「大丈夫よ。絶対に殺してみせるから。」
全「「「言い方が恐い!!!冗談に聞こえないところがもっと恐い!!!」」」
姫佳「あっ、チームK戦は次回で終わります。次回のチームK戦は色んな意味で本当に酷いです。見ない方がいいかも…;」