二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.265 )
- 日時: 2012/05/21 17:26
- 名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
- 参照: いよいよ明後日、入学式だぁ!!
第53話「ライオコット島の伝説!(前編)」
ティアラ「ラティア…、」
ラティア「な、何よ…?」
ティアラ「KY!!くじ運悪〜い!!」
ラティア「仕方ないじゃない!!しかも、跳びはねながらいうの止めなさいよ!!この腹黒天使!!」
ティアラ「は…、腹黒くなんかないもん!!><」
円堂「…腹黒天使?」
フィディオ「ラティアがティアラにつけたあだ名だよ。まぁ、ラティアしか言えないけど…^^;」
何故、ティアラがあんなことを言ったのか。原因はくじ引きだった。紅白戦をすることになり、くじ引きでチームを分けることになった。ティアラは白組になり、マークとディランも一緒だった為、ユニコーン最強メンバーが集まるかと思われたが、ラティアだけ紅組になってしまった。
ラティア「大体、4人も一緒のチームになるなんてくじに細工してるとしか思えないじゃない!!」
全(((ラティアとティアラが同じチームになったら、紅組即死ぬだろ!!!)))
…皆が心の中で思ったことには触れないでおきます←
因みに、ビアンとスカイはここの肩の上で見学ですw
目金「え〜、それでは、紅白戦を始めます!!僭越ながら、僕が主審を勤めさせて頂きます。キックオフは白組からです!」
ティアラ「…まいっか。イギリス戦の前の日の勝負の決着、つけさせてもらうよ!」
ラティア「その言葉、そっくりそのままお返しするわ!」
冬花「2人とも楽しそうですね。」
ここ「一番のライバルだからね。」
目金「それでは、試合開始!!」
ホイッスルが鳴った直後、雷鳴が響いた。
ティアラ「今…、雷鳴った…、よね?;」
ディラン「あっ、ティアラって雷苦手だっけ。」
ティアラ「苦手どころじゃない!!大っ嫌い!!この世から消えてほしい!!(泣)」
夏未「急に変ね…、」
春奈「今日はずっと晴れの予報でしたけど…、」
染岡「かまうもんか!雨だろうが何だろうが関係ねぇ!練習だ、練習!!」
直後、大きな雷が落ちる。
木暮「今の…、ヤバくない?」
ティアラ「●×▲☆※?!?!」←言葉にならない叫び
ティアラは涙目でしゃがみこむ。
ディラン「ティアラ。」
ティアラ「ふぇ?」
ディランがティアラにボールを渡す。直後、ティアラは物凄いスピードで走りだしていた。
ジャパン全(一部除く)「「「Σ立ち直り早っ!!!」」」
マーク「サッカーが始まれば、それ以外のことなんて眼中にないからな。」
ラティア「単純というか何というか…、」
ラティアは溜息を吐く。
ラティア「さて…、まずはボールを奪わないと。」
ラティアがボールを奪い、染岡にパス。
ティアラ「ふ〜ん…。結構やるじゃん♪」
ティアラは染岡に追い付き、ボールを奪った。
円堂「あの距離から追い付くなんて!!」
ラティア「…フフッ、面白いじゃない。」
激しいボールの奪い合いが行われ、ボールが高く蹴りあげられた。同時に、ラティアとティアラがジャンプする。
ティアラ「…へぇ、アクアテール無しで私のジャンプに追い付けるようになったんだ。でも、ボールは渡さないよ!」
ラティア「貴女は空中戦が得意だったわね。どこまでレベルアップしたか…、お手並み拝見!」
2人がボールに触ろうとした時、大きな雷が落ちた。2人は驚きバランスを崩すが、なんとか無事に着地した。
ティアラ「び、吃驚した〜!!」
ラティア「少しでも触れてたら即死だったわね…。」
マーク「ティアラ!!ラティア!!」
フィディオ「2人とも大丈夫か?!」
皆が慌てた様子で傍に駆け寄る。
ティアラ「大丈夫!どこも怪我してないよ!」
ラティア「ギリギリセーフだったけどね。」
円堂「2人とも〜!!大丈夫か〜?!」
ティアラ「大丈夫だよ〜!!」
ラティア「守!このまま続けるのは危険じゃない?」
円堂「そうだな…。」
その時、春奈とリカの伝承の鍵が急に輝きだした。
リカ「何で、こんなんなってんの?!」
春奈「何なんですか…?!」
ここ「ラティア!これは一体どういうこと?!」
ラティア「私にもさっぱり分からないわ…。こんなこと、今まで無かったのに…、」
ティアラ「第一、何で2人が伝承の鍵を?!あれ、クラリス家の家宝じゃん!!」
ラティア「えぇ。私もずっとおかしいとは思ってたんだけど…、」
その時、大きな雷がライトに落ち、爆風が起きた。小さなラティアとティアラは飛ばされそうだった為、フィディオがラティアを、マークがティアラを其々抱きしめる。ここもビアンとスカイを強く抱きしめた。
立向井「円堂さん!!上!!」
砂煙が晴れ、立向井の叫びとともに皆が上を向く。そこには、見知らぬ少年がサッカーボールを足元に置いてゴールの上に立っていた。人間を見下すような笑みを浮かべて———
ティアラ「嘘っ…?!」
ラティア「な、何でここに…?!」
鬼道「何だあいつは…、」
フィディオ「一体どこから…、」
ヒロト「随分と妙な格好をしているね…。」
壁山「ててて、天使?!」
綱海「何だよ?!お前!!」
ラティア・ティアラ「「セイン!!」」
全員が警戒する中、2人はそう叫んだ。
マーク「知り合いなのか?!」
ティアラ「うん…。でも、どうしてこんな所に…、」
ラティア「セイン!!どうして貴方がここにいるの?!」
セインと呼ばれた少年はラティアの問いには答えず、サッカーボールを高く蹴りあげ、グラウンドに叩きつけるようにシュートを打った。そのシュートは物凄い威力で、全員が吹き飛ばされてしまった。特に、ラティアとティアラのダメージは大きかった。いくら天才といえど、2人は女の子だ。その為、他の選手達よりもダメージが大きいのだ。そして、気がつけばセインはリカの前に立っていた。
セイン「迎えに来た。」
セインが術をかけると、リカは虚ろな目になり、立ちあがった。
円堂「おい!!リカに何するんだ!!」
セイン「人間…。邪魔をするなっ!!」
円堂が駆け寄ろうとしたが、セインが蹴ったボールで吹き飛ばされてしまった。
ラティア「守!!大丈夫?!」
ラティアが円堂の元に駆け寄る。それを見て、セインは顔を歪めた。
ラティア「セイン!!止めて!!どうして…、どうしてこんなことするの?!あんなにも優しかった貴方が…、ねぇ!!どうして?!」
ラティアは悲しい瞳で、訴えるように叫んだ。その瞳からは、今にも涙が溢れ出しそうだった。
セイン「…黙れ、裏切り者が。」
ラティア「えっ…?」
セインは、先程の凄まじいシュートをラティアに打ちつけた。至近距離だった為、ラティアは壁に強く打ちつけられる。体は痣と擦り傷だらけで、両足両腕ともに血で染まっていた。
ラティア「っ!!」
激しい痛みが体中を走る。
フィディオ「ラティア!!」
フィディオの声で我に返り、上を見上げるラティア。そこには、セインが立っていた。直後、グラウンドに乾いた音が響き渡る。それは、セインがラティアの頬を殴った音だった。その時のセインの瞳には、悲しみと怒りがこもっていた———
***
姫佳「セインのキャラが完全に崩壊している…^^;」
ティアラ「セインってもっといい子なのに!!」
姫佳「知ってるよ!!でもね、色々と理由があるの!!」
ここ「というか、ラティアのこと裏切り者って言ってるし!!」
姫佳「それは…、後々分かります!!まぁ、ラティアとセインの間には色々あったってことなんだよ。」
ティアラ「…うん、確かに色々あったね。」
ここ「では、コメント待ってます!」
姫佳「ものすっごくあり得ない展開になってますが、皆様見捨てないで下さい!!(土下座)」