二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 第77話話更新! ( No.584 )
- 日時: 2012/07/24 14:02
- 名前: 姫佳 (ID: /LylQYeE)
- 参照: 夏休みの宿題、残り1つ!!
第77話「富と才能の代償」
ラティアが放ったエアロブラストはガルシルドには当たらず、潜水艇を破壊した。
ラティア「これで貴方はもう逃げられないわよ。」
その時、ガルシルドの前に3人の男性が立ち塞がった。
ガルシルド「なんだ?貴様等は。」
警察「国際警察だ!ガルシルド!!お前を逮捕する!!」
ガルシルド「国際警察?」
鬼瓦「少々お遊びが過ぎたようだな、ガルシルド。さっさと島から離れていれば良いものを…。」
ガルシルド「本当に私を逮捕するつもりか?!」
警察は手錠を取り出す。
ガルシルド「何故分からぬのだ?!世界は刻一刻と病んでいる!!サッカーなどという球遊びに浮かれている小娘に、世界を任せてもいいというのか?!」
ラティア「その小娘に世界を任せる羽目になったのは、貴方が私の両親を殺したからよ。…ガルシルド、貴方は本当に馬鹿で哀れな人だわ。」
ラティアは冷たい瞳でそう言うと、グラウンドを去っていった。
ティアラ「さっきラティアは、間違いなくお前を殺そうとした。…でも、殺さなかった。…何故だか分かる?…お前に生きて罪を償ってもらう為だよ。…今度私達の目の前に現れたら、跡形もなく貴様を殺す。それだけは覚えておきな。」
こうしてガルシルドは連行されていった。
ラティアは砂浜に座り、夕日を眺めていた。
フィディオ「やっぱりここにいた。」
ラティア「…フィディオ、ビアン。」
フィディオはラティアの隣に座る。ビアンはフィディオの肩からラティアの膝に飛び乗った。
ラティア「…ガルシルドは?」
フィディオ「連行されたよ。」
ラティア「…そう。」
ラティアは膝の上で丸くなっているビアンを優しく撫でた。
ラティア「…ねぇ、フィディオ。物を買う為には金という代価を払うでしょう?」
フィディオ「うん。」
ラティア「じゃあ…、私が家族を代償にして手に入れたものって何?」
フィディオ「…それはかなり難しい質問だね。」
フィディオは苦笑気味にそういう。
ラティア「答えてくれる?」
フィディオ「…家族を代償にして手に入れるものなんて無いんじゃないかな。」
その時、ラティアはフィディオの肩にコテンと頭を乗せた。
ラティア「私…、あの時本気でガルシルドを殺すつもりだった。…でも、エアロブラストを打つ直前、両親の声が聞こえたの。『殺人は新たな憎しみを生むだけで、誰も喜ぶ人なんかいない』って。」
フィディオ「…うん。」
ラティア「でも…、本当はあいつが憎くてたまらなかった!!自分の間違った計画を成功させる為に、正しい意見を持った両親を殺したあいつが憎かった!!でも…、あんな奴にも家族がいるんじゃないかって…、そう考えたら…、蹴る軌道を変えてた。」
ラティアは泣きながらそういう。
フィディオ「ラティアは本当に凄いよ。狂気に満ちた状況で、自分の考えを正しい方向に変えたんだから。」
フィディオはラティアの頭を優しく撫でた。
フィディオ「じゃあ、そろそろ帰ろうか。宿舎まで送るよ。」
ラティア「やだ。」←精神が不安定になると子供っぽくなる
フィディオ「でも、帰らないと皆心配するよ?」
ラティア「今、皆に会いたくない。」
フィディオ「じゃあ、別荘に帰る?」
ラティア「フィディオがず〜っと一緒にいてくれるなら帰る。」
フィディオ「いいよ。」
フィディオが立ちあがると、ラティアはフィディオの手を握って立ちあがった。そして、フィディオの手を握ったままチョコチョコと歩きだした。
〜別荘〜
フローラ「そんなことが…。分かりました。お2人の宿舎には私から連絡を入れておきますので、今日はゆっくりお寛ぎ下さい。」
フィディオ「ありがとうございます。」
〜ラティアの部屋〜
フィディオが部屋に入ると、ビアンが猫じゃらしと格闘していた。
ラティア「ほらほら〜ww」
ビアン「ニャアッ!!」
取れそうで取れない猫じゃらしに、ビアンはかなりいらついていた。
フィディオ「ラティア…、そんなことしたらビアンが可哀相だよ^^;」
ラティア「だって、面白いんだもん。」
フィディオ「はぁ…;」
フィディオは小さなボールをビアンの前に転がした。すると、ビアンはボールを追いかけ始めた。
ラティア「なんで邪魔するの?!」
ラティアはプクッと頬を膨らませた。
フィディオ「これ以上やるとビアンが可哀相だったから。」
ラティア「む〜…。」
ラティアはくまのぬいぐるみを抱きしめ、ベッドに寝転がった。ビアンは遊び疲れたのか、ラティアの横で丸くなって寝ている。
ラティア「今日は本当に色々あって疲れたぁ…。」
フィディオ「そろそろ寝る?」
ラティア「うん。おやすみぃ…。」
フィディオ「おやすみ。」
2人は眠りについた。
***
姫佳「イナゴ編書きたい書きたい書きt全「「「その前にこれ終わらせろよ!!!」」」
姫佳「はい、言われると思ってました。」←
ラティア「分かってるなら言うんじゃないわよ。」
姫佳「すみません;…あと、リア友が書いてくれた太陽君が可愛過ぎて死にそうなんですが、どうしたらいいですk全「「「知るか。」」」
ティアラ「ああ、イナゴ編書きたい理由ってそれなんだ。」
姫佳「うん!!もうヤバい!!太陽君可愛いよ!!因みに、私とリア友は雨ちゃんって呼んでますw」
ラティア「それは分かったから、次の話について説明しなさい。」
姫佳「了解!!次回からいよいよ決勝戦に向けて特訓です!!次回はラティアとティアラの絡みがメインになりそうです^^」
ティアラ「では、コメント待ってま〜す!!」
姫佳「ラティア、かなりキャラ崩壊してたけど…、大丈夫かな?…ま、なんとかなるか!!」←