二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.20 )
日時: 2012/02/16 19:33
名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)


貝塚白夜の魔術『座標移動』は三次元を無視して移動するため、その衝動で気持ち悪くなる場合がある。
いわば乗り物酔いの様な物だ。


白夜は完璧酔った吹雪をおぶり、ヒロトに付いて行く。
吹雪は足をだらんとさせ、自分をおぶっている白夜に言う。


吹「か・・・いづかくん、『夢月夜行』に着いたらパフェみたいなのおごって・・・?」

白「パフェが有るかは知らねぇが、おごってもらうなら自力で歩け」

吹「う、ううぇ〜!だったら自力で歩くよ!貝塚君の馬鹿!男の娘め!」

白「お前一生座標移動させて死ぬ程酔わせてやるよぉぉぉぉぉおお!!」


背中でドタバタしている吹雪に強制的におぶるのを辞めようとする白夜。

すると今まで忘れ去られたヒロトは、


ヒ「ほらほら2人共、もう着いたよ」

白「いててて髪引張るな馬鹿吹雪!・・・あぁ、もう着いたのか」


彼らの目の前に有った店には、こう書いてある。


『夢月夜行』、と。




早速ヒロトは店に入る。
白夜は夢月夜行の入口に入ろうとしたが、有る事を思い出す。


白「・・・吹雪、せめて入る時は降りようか」

吹「えー・・・まいっか」


彼は白夜の背中から降り、てくてくと店の中に入る。
吹雪は白夜に向けて手招きをしたので、白夜も入った。

店の中には、茶髪で赤い瞳の少年が居た。


?「いらっしゃいま・・・・・・吹雪とヒロトと・・・後ろの人は誰だ?」