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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.26 )
- 日時: 2012/02/16 19:57
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
吹雪は出て行った途端、入れ替わったかの様に少女が入ってきた。
肩を少し越す程度の黒髪で、緋色の瞳。
身長は158㎝程度だろうか。至って普通である。
服装は、御納戸色(おなんどいろ)の学ランの様な上着を着ており藍鼠色(あいねずいろ)のミニプリーツスカートをはいている。
足は黒いタイツと焦げ茶色のブーツを装着していた。
腰には少女の下半身以上の長さがある日本刀がぶら下がっていた。
見るからにして怪しい人である。
ヒロトと白夜はダラダラ冷や汗を出すが、奏始はと言うと、
天「いらっしゃいませ。一名様ですか?」
と営業スマイルをしていた。
白「(はぁ!?何この子めっちゃ怪しすぎだろそしてこの展開で奏始は何で営業スマイル出せるんだぁあぁあぁあ!?)」
ヒロトも同じ事を考えてるつもりなのか、口をぱくぱくさせていた。
少女は頷くと、奏始は奥のカウンター席へと案内する。
奏始も奏始でパニックになっているらしく、僅かに冷や汗をかいていた。
?「お客様」
不意に、店のドアから声聞こえた。
そこには、藤色の髪で深海の様な瞳の少女が1人。
右手にスーパーのビニール袋を握る少女を見て、黒髪の少女の瞳が僅かに見開かれる。
?「あんまり調子のるなら今すぐ僕が叩き潰しますけど、いかがいたしましょうか?・・・・え?まだ調子乗ってないって?解ってるから言ってるんだよ」
少女、神原結祈は僅かに笑う。
黒髪の少女はそれきり無表情だった。
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