二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■柄風教えてくれバトン■ ( No.57 )
日時: 2012/07/18 21:30
名前: 蒼炎 (ID: FJEHCo6X)

■柄風教えてくれバトン■



激しい雨の降るルシフェニアで、それは起こった。


ズサッ、と。

路地裏と言うにしては余りに広いビルの隙間と隙間から、その音は聞こえた。
そこの前を通っていた、ビニール傘をさしている吹雪は一度足を止め、僅かに眉を顰める。


しかも、ズサッ、ズサッと。
不気味な程に何度も。


そこからは、血なまぐさい臭いが漂っていた。

しかし、見たく無い。否、見ようともしても見られない。
自身の『記憶』ではなく、人間としての『本能』が吹雪の脳に警告をしているからだ。


彼は知っている。この正体を。

今立ち止まっている場所で何が起きているかを。


彼は音がする方向を見た。























そこには、血まみれで倒れている、自分と瓜二つの少年『達』と、そこに立つ雨と返り血で濡れた少女が1人居た。





欠「うーん今日もいい天気(あめ)だねぇ・・・とか言って雨で不機嫌な人間を苛つかせんのって面白い」


何処かで調達したビニール傘をさす欠格個体(フブキワースト)は、悪意満点の笑みをこらえながら呟く。

彼は現在、研究所を脱走して雨の降るルシフェニアを徘徊している最中だ。


欠「睦月崩れも居ないし、おにーさまも居ないし・・・平和な日々って疲れるね」


・・・まるで戦隊ヒーローの敵キャラが何故か味方になったときに呟きそうな言葉を吐く欠格個体(フブキワースト)は、一旦足を止める。

彼は何処かを見つめ、ニヤリと笑った。


欠「おうおう、睦月崩れとおにーさまみぃつけた♪」






吹「き、みは・・・ッ!?」


彼は震える声で少女に言う。
しかし少女は俯いたまま答えない。

吹雪は少女の襟首を両手で掴み壁に押さえつけ、顔を近づけて大声で言った。
彼の瞳には、憎悪という感情が僅かに映る。


吹「やっぱり、君だったんだね・・・。『実験』でボクのクローンを1万人以上殺害していたのはッ!!」

?「・・・」

吹「ねぇ答えてよ。君は本当に『実験』でボクのクローンを殺害して楽しいの!?何とか言ってよ!!何とか・・・言ってよ・・・」


吹雪の目から、無色透明の涙がポロポロ流れた。
少女の襟首を掴んでいた両手が、何時の間にか襟首から離れていた。

その時だった。



「居たぞ!睦月崩れと提供者(オリジナル)だ!!」

「この局面で提供者(オリジナル)が出て来るだと・・・!?」

「まぁいい。ついでに提供者(オリジナル)もぶっ潰せばいいんだろ?」



何時の間にか、十数人の白衣を着た男達がこちらを取り囲んでいた。。
白衣を着た男達はアサルトライフルやロケットランチャー、ガトリングガンを装備している。


吹「!?ねぇ、これって『実験』に関わっている研究者達・・・?」

?「だろうな」


少女は彼の前で初めて口を開く。
すると、少女は不意に視線をそらす。

そこには、


欠「はっろー♪面白い事になってたからきてみたけど・・・リア充的な感じだったから間が悪かったかなぁ?」


ニヤニヤと確信犯的に笑い、しかもリア充の意味をわざと間違える欠格個体(フブキワースト)。
吹雪は自分が成長した様な容姿の少年を見て僅かに目を見開くが、そんな場合では無い。



?「取りあえず、俺はあの雑魚共をブッ潰す。お前は自分のクローンの回収でもしてろ」


吹「悪いけど、ボクだって戦闘要員になれるレベルの魔術師だよ。回収はこれが終わってから君がやってよ。ボクも手伝うから。君には死ぬ程言いたい事があるけど、そうしてる場合じゃないしね」


?「俺ァクローンに頭ァ下げる覚悟は有るけどな、お前に頭下げるつもりはねェぞ。DNAマップを提供したお前も加害者側だってのを都合良く忘れてンじゃねェぞ」


吹「1番クローンに『お世話』になってる君に言われると、心底ムカつくよ」



吹雪は氷雪操作用の手袋型霊装を右手にはめる。

この状況を見ていた研究者に向けて、明らかに含みがある様にと欠格個体(フブキワースト)は彼らに告げる。



欠「つまりそこのツンデレ達は、もう大丈夫って意味だよ」



雪原の皇子。

睦月崩れ。

科学兵器。



明らかに血みどろの世界とは関わりの無さそうな少年達が、


敵陣に牙を向いた。








001.小説を書き始めた切っ掛けは何ですか。
  「妄想好きだったり、読書が好きだったからです」

002.創作を始めてどの位経ちますか。
  「え、覚えてません←」

003.あなたが小説を書く「手順」を、詳しく説明して下さい。
(ストーリー構成・世界観・登場人物・書き出し・伏線・エピソード・台詞・エンディング・推敲・テンポ・タイトルの決め方等)
  「世界観→タイトル決め→登場人物→ストーリー構成→まぁこっからはいきなり書いたりします。一発勝負」

004.あなたの小説中での、「風景描写:心情描写:台詞」の比率を教えて下さい。
  「5:2:3」

005.オリジナルと二次創作、どちらが好きですか?また、どちらを良く書きますか?
  「二次創作を好きで良く書きますが、オリジナルも結構好きです」

006.原作に何処まで忠実で居られますか?
  「え、なくね?((」

007.今書いている小説の元作品名を教えてください。
  「イナズマイレブン。勘違いしてるかもしれないけど、禁書は無いよ!」

008.オリジナルキャラクターは使用する派ですか?また、使用しているオリキャラで一番愛着の深いキャラは誰ですか?
  「します。愛着が深いのは・・・真希だけど、あの人結構使い難い←」

009.一番気に入っている作品を教えてください。
  「とあるシリーズ、イナズマイレブン/GO、東方Project、黒子のバスケ…多過ぎる←」

010.主人公は男女どちらで書く場合が多いですか?
  「今は男多し←」

011.あなたの小説は面白いと思いますか?その理由も教えて下さい。
  「いやいやこの世で糞文以下のミジンコ文、否アオミドロ文の小説の何処が面白いのか」

012.同じカキコ内での憧れの作者様を3人、激選してお答え下さい。理由も添えて。
  「伊莉寿 様・・・小説大賞で受賞した方!しかもオリキャラさん達が可愛い^p^」
  「姫佳 様・・・・シリアステイストとギャグテイストのバランスが凄いです!^p^p^」
  「天音 様・・・・原作沿いも魔法モノも凄いです!天音の魔法モノを見て魔法モノに憧れて書いているのがコレです」

013.追加したい質問などがあればどうぞ。



014.このバトンを回す素敵作者様を2人どうぞ。短編の指定も添えて。
  「奈流羽 様→ギャグ」
  「もずく 様→シリアス」

015.お疲れ様でした。最後に一言。

時間無くてアメーバで保存してた俺を許しt・・・げふんげふん。バトン楽しかったです!

あ、因みに小説の方は本編と全く関係ないです。俺も解らんよ。