二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第一節 開発途中の魔術師達 ( No.9 )
日時: 2012/02/16 18:21
名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)


真希は廃ビルの屋上の1つ下の階、59階に居た。


先程の椅子を置き、そこにスクラロールを縛る。
その回りには、透明で氷の様な柱が何百本も刺さっていた。
これは氷では無く、彼女の魔術『窒素装甲』を応用し、空気中の窒素を凍らた柱。
その柱を人は『窒素爆槍(ボンバーランス)』と呼ぶ。


ス「また縛り付けて何をする気だ」

真「ちょっと寝てもらうぜ」

ス「何を言って、


瞬間、彼女はスクラロールの腹を殴った。
椅子は転げ落ち、スクラロールは気を失う。


真「ハッ、『窒素装甲』も半端じゃねェな」


今のは『窒素装甲』の主な使い方である防御を逆手にとった技だ。
固すぎる防御でわざと人を殴って気絶させる物。


真「さて、そろそろ・・・あン?」


彼女の視線の先、



眉間に銃口を向けられ、両手を縄で締め付けられている少女と、拳銃を持った覆面を被った男が居た。