二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 菜華を操る少女 ( No.15 )
日時: 2012/02/20 12:32
名前: 桜木 咲 (ID: f/YDIc1r)







『ホーホー』



かぶき町には面白いものが沢山あった!
ダンボールをマイホームと呼んでいるサングラスをかけたおじさんとか、同じ制服を着た人同士が殺しあってたり、ペンギンお化けが町を歩いてたり!
もう、かぶき超最高!!
でもこの話を本格的に書いたら本編より長い話になっちゃうからそこは割愛で(笑

いろんなところを見て回り過ぎて今は真夜中。
フクロウが活発に活動してる時間。
昼間のうちに、銀時に会いに行こうと思ってたのに・・・何処でどう間違えたんだろ?
そんなことを考えながら大きな川のそばを歩いていると、こっちと向こう岸を繋ぐ大きな橋が見えてきた。
まだ遠くの方だから、よく分からないけど橋の真ん中に誰か立ってるみたい・・・誰だろ?


「よぉ、久しぶりの地球はどうだ?」

「ッ!!」

端に近づいてよぉ〜く、立っている人を見てみたらそれは片目を包帯で巻いている・・・晋助だった。
私の弟的な存在であり、一緒に戦った戦友でもある高杉晋助。

「晋助どうしてここにッ?!」

驚きを隠せない私に晋助は少し笑った後、

「ここから見る夜空が綺麗だからなぁ〜。」

星達が綺麗に輝いている星空を見ながら晋助は言う。
晋助・・・あの時のことを思い出しているのかな・・・?
警戒しながらゆっくり晋助に近寄る。晋助は結構強引なところがあるから少し苦手?

「そうだね。宇宙から見るよりずっと綺麗だよ・・・・。」

「狙われる身はどうだ?」

「う〜ん、あんまりいいもんじゃないよ。
 あ、晋助。告げ口なんてしないでよ!まだ目的立ってせいで来てないんだから!」

「別に売ったりしねぇーよ。お前は俺のものだからな。」

「なッ///」

うっ、晋助は普通にこんな恥ずかしい事言ってくるから困るんだよね・・・。
しかも、本心なのかどうか全然分かったもんじゃないし・・・・。99%嘘だし・・・。

「・・・あのさ、晋助。」

「なんだ?」

「歌音は、銀時と晋助どっちが好きなんだろう?」

って、私何聞いてんの?!
そんなこと晋助に聞いてもわかるわけないし、これ告白してるみたいな感じだし!!

「あっ、いやなんでも(晋「俺だ。」

「えっ?」

「なんでもない」って言おうとしたら晋助が真剣なまなざしで私を見つめる。
なっ、何この展開///

「歌音は俺が好きだ。」

「〜〜〜〜〜〜〜ッ///
 し、晋助のバカァァァ〜〜〜〜〜///」

耐え切れなくなって私はその場から急いで逃げた。
逃げてる最中晋助の笑い声が聞こえたような気がするけど、そんなの今はどうでもいい!!
バカ晋助!アホ晋助!そうゆうこと真剣な顔していうなぁ〜〜〜〜///

まだ来たばっかしで右も左もわからないかぶき町を、ただひたすら走りまくった。
晋助から逃げるため、あの真剣な顔を忘れるため、私はただ走り続けた。