二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 菜華を操る少女 ( No.2 )
- 日時: 2012/02/16 16:41
- 名前: 桜木 咲 (ID: f/YDIc1r)
第一訓 一人娘って可愛い物なのかな?
ここはいつも変わらなく貧乏な「万事屋 銀ちゃん」
今日もお客は来ず、ダラダラと過ごしていた。
「あー、暇だなぁ〜。」
椅子の背にダラァ〜と持たれながら銀時は言う。
「ちょっと、銀さん。
ダラダラしてないで掃除とか洗濯とか手伝ってくださいよ。」
大量の洗濯物が入ったかごを持った新八が陣と気を睨みながら言う。
「新八〜、俺はなぁ〜今ジャンプの事で頭がいっぱいなんだよ。
話しかけんな、一人でやれ。」
先程まで「暇だなぁ〜」と言っていたのにいきなりジャンプを取り出して読み始める。
新八は重い溜息をついた後、何も言わずに洗濯機へと向かった。
「バリバリ、銀ちゃん。」
ソファーに寝っころがって醤油せんべいをバリバリ食べている神楽がテレビを見ながら話しかける。
「どしたー、神楽?旨そうなもんでも見つけたかぁ〜?」
ジャンプを読みながら適当に返事する。
「違うネ。
これみてヨ、この子を見つけて届けたら5000万だって!」
テレビを指差しながら少し興奮気味に神楽は言う。
銀時は半信半疑でジャンプを閉じ、テレビを見てみる。
そこには大きなビルの前に立つ、結野アナといかにも大富豪のおっさんみたいな人が映っていた。
結野アナ「皆さん、聞きましたか?
こちらに居る宝石屋のご主人の一人娘、菜華さんを見つけてくださった人には御礼に5000万円が贈られるそうです!」
宝石屋ご主人「ううっ、菜華ぁ〜何処に行ったんぁ〜」
結野アナ「あの、ご主人。
菜華さんを見つけてご主人の前に連れて行くだけで、本当に5000万円くださるんですか?」
宝石屋ご主人「ええ!嘘なんかじゃありません!
菜華は私の大切な娘。お金なんて全然惜しくありませんよ!!」
結野アナ「はい、どうやらホントのホントらしいです。
今から、3秒後に菜華さんの写真を流します。皆さん宝石屋のご主人のために菜華さんを探しましょう!」
と言いながら結野アナは何処かに向かって走って行く。
スタッフ「け、結野アナー?!何処行くんですかッ!!
えっと、それじゃあ一応流しておきます。結野アナー!!」
結野アナを追いかけていくスタッフの声の後に、宝石屋のご主人の一人娘、菜華の顔写真が映し出された。
「ッ?!こつはまさか・・・・・!!」
「? どうしたアルか?銀ちゃん・・・?」
青ざめた顔でテレビを見る銀時に神楽は不思議そうな顔で見つめる。
「ふぅ〜、やっと全部入れ終わったぁ〜}
『ピンポーン』
「ん?誰だろう・・・?はーい。」
洗濯ものをすべて洗濯機に入れ終わったのと同じくらいに来客が来た。
「どちら様ですかぁ〜?・・・え///」
ドアを開けた新八が見たのは、茶色いフードつきのコートを着て赤い目をしたすっごい美人の女性だった。
「・・・・・・・・・・・・・。」