二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 菜華を操る少女 ( No.26 )
日時: 2012/02/20 13:49
名前: 桜木 咲 (ID: f/YDIc1r)





第四訓 星空の思い出





場所が変わり志村家になる。
皆深刻そうな顔をして日本茶を飲んでいる。なんだか物凄くどんよりした空気が流れている。

「歌音、そろそろ具体的な事を教えちゃくれねぇーか?」

歌音をじっと見つめ、銀時は聞く。
歌音は「言いたくない」と言いたそうな顔を一瞬し銀時から目をそらしたが、すぐに真面目な目になり銀時の目をちゃんと見る。

「・・・・・・・・///」

歌音がまっすぐ真剣に見て来るから、銀時の頬が赤くなる。

「銀ちゃん、顔赤いアルヨ?熱でもあるアルか?」

「神楽ちゃん。今はそこ触れたらダメよ。」

銀時を心配する神楽にお妙が優しく「今は違う」と言う。
確かに今そのくだりやると、話が進まなくなる。
そして長い無言があった後、ついに歌音が口を開いた。


「銀時たちのお家を壊したのはたぶん、宇宙海賊 春雨第三師団 団長 白銀の龍琵(りゅうび)だと思います・・・。」

「は、春雨ッ?!」

「春雨」と言う名前にいち早く驚いたのは新八だった。

「もしかして、神威もいるアルか?!」

その次に神楽が驚く。
お妙と銀時は声にはあげなったが、物凄くビックリしているのは同じ。
そして驚いているのは別に銀時だけではない。

「えっ?神楽さん、あのマセガキ・・・あっ違った、神威さんとお知り合いなんですか?
 とゆうかそもそも、春雨のことなんで・・・。」

歌音もまたみなと同じくらい驚いている。


「実は僕達、何度か春雨とやりあったことがあるんです。」

「えぇ?!嘘!マジですか?!」

「嘘じゃないネ!それに神威は私の兄貴アルヨ!」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」

いろいろ発覚した新事実に歌音は驚きまくる。
驚きまくっている歌音しかり、新八と神楽を銀時が一言で、


「ウルセェェェェェ!!」

黙らせようとするが・・・

「「「お前の声が一番うるせぇーよ!!(アル)」」」

火に油を注いだみたいな感じになってしまい、余計にうるさくなって話し合いどころじゃなくなった。
そして何故か殴り合いの喧嘩に発展し・・・最終的には、

『シュッ』

「ッ!!」

「みんなぁ〜、晩御飯が出来ましたよぉ〜」

不気味な笑みでなぎなたを持ったお妙の手によってすべてが丸く収まった。
・・・収まったと言うよりはこれから地獄が始まった・・・・・・。

「今日は、腕によりをかけて作ったからみんな残さずに食べてくださいねぇ〜♪」

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

「?」

銀時。神楽、新八は青ざめた顔をし、歌音は何故2人がそんな顔をしているのかまだこの時は分からなかった。
だが、1分後にすぐ分かってしまったけどな。