二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 次会うとき、俺達は....【イナズマイレブンGo ( No.2 )
- 日時: 2012/03/24 18:00
- 名前: 風風 (ID: lquHsOOW)
episode.1
「お前なんて、、、嫌いだ!!」
物語はほんの些細なことだった
雷門中サッカー部DFの要である霧野蘭丸はミーティングが終わったあとに神童がグラウンドに忘れ物をしたといいだし、一緒に忘れ物を取るために付き合ってやっていた
だが、つまらない会話をしながら教室へ向かっていたところで、些細なことで気が合わなく
ついには、喧嘩が始まってしまっていた。
「大体、、俺はお前みたいな泣き虫なやつ嫌いなんだよ!!」
荒く声を上げながら
霧野はそういい神童の髪を引っ張る
「うるさい!俺は泣き虫なんかじゃない!!」
それに対抗して神童も霧野の髪を引っ張る
「本当かよ!!」
霧野は髪を引っ張られた間々、神童を鋭く睨む
男共からは、「もっとやれ」という声援が、
女の子からは、「やめて」という悲鳴が聞こえた
「俺はもう子供じゃない!!」
「そう言って昨日も泣いてたじゃないか!!「うるさい!」」
霧野の続く言葉に神童はさらに怒り、霧野を怒鳴り付ける
神童は、一度霧野に怒りをぶつけても、まだ収まらないのか、肩を震わせたまま下に俯いた。
「大体お前はいつまでも・・・・・・・
お節介なんだよ!」
怒りで声が出なくなり、一瞬言葉がつまると霧野にむかい、叫んだ
神童の声が広いグラウンドに響く
悲鳴や声援を上げていた生徒たちの声は一斉になくなる
霧野は驚きで目を見開き、口をパクパクして、「っな」といい後退りをする
霧野は、後ずさりをし、目を見開きながら目頭に涙を溜める
霧野の瞳からはしずかに、一筋の涙が頬をつたっていた。
神童の言葉が相当深く心にささったのか、更に涙を流し、その場から走り去った
泣いた間々、霧野は旧部室の方まで走っていった
部室裏で霧野は静かに涙を流しうずくまっていた
すると、いきなり
「・・・霧野蘭丸くんですね」
突然、地獄からはい上がるんうな声が聞こえた。
霧野は咄嗟に上を向く
そこには、変わらない黒ずくめのスーツを着ていて、頭には黒い帽子を被った、忘れるわけない、そうフィフスセクターの黒の騎士団にいた黒木だった
「っ、おまえ!!」
霧野は、黒木のことを思い出したのか涙を制服で拭い
怒りの間々、黒木に殴りかかろうとした。
だが、黒木は霧野の手を軽く掴むと腕を捩るように後ろにまわす
痛みに霧野は顔を歪ませるが
黒木は怪しく笑うだけだった。
そんなとき、
「霧野、いるのか?ってお前!!」
いつも、頼りになる救世主が、、、
「三国先輩!!」
雷門の制服をきたまま、三国は霧野を掴んでいる黒木を睨みつけ「その手をはなしてください!」
という。が黒木は変わらず薄気味悪い表情で放さない
それに、逆に手の力を強める
霧野の女子にも負けないほど細く白い腕に痛みが走る
骨が折れそうな感覚に霧野は顔を歪め、うめき声も上げた
すると霧野の声が遠くまで響いたのか、まだ帰っていないサッカー部のメンバーが集まってくる
ついには
「っかりや、、」
「きりのせんぱい?」
狩屋は一瞬何があったのかわからないように目を大きく見開くが、すぐに状況を理解し、いつも霧野に見せる鋭い目つきで「霧野先輩を返せ」と黒木に向かい拳を構える
黒木は「随分と威勢のいいやつだ」といいながら右手をあげる
すると、黒木の後ろから同じような黒いスーツをきた男達が狩屋を囲む。
一瞬だった。狩屋は男達の合間から逃げ出そうと隙間を見つけようとするが、隙間などなかった。
黒木が1人の男に指示をだす
男はポリ袋から白いハンカチのような物を取り出すと狩屋の口元にあてる
「狩屋!!」
狩屋に起こる危険を察知したかのように天馬は狩屋の名前を呼ぶ
「てん、、ま、、、く、、、、、」
その声が聞こえ、狩屋は天馬の名前を呼び返すが突然、急な眠気が狩屋を襲い段々と狩屋の声が小さくなっていった。そして、急な眠気にまつげが突然重くなり、段々とそのまつげが下に下りていき、身体も重力に従い下に落ちていった。
完全に目が閉じると男達は彼を一度抱き上げ、天馬の前まで投げ飛ばす。
天馬が必死に狩屋を起こそうと、何度も彼の名前を呼び、身体をさするが、一向に起きる気配はなかった。「彼にかがしたのは麻酔薬。まあ、麻酔時間はは一瞬ですよ」と黒木が、嘲笑うように天馬にむかい告げる。
そんな黒木を天馬は怒りを表すように鋭く睨んでいた。