二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ〜炎天パラメータ〜 ( No.24 )
日時: 2012/04/18 21:58
名前: 周波数3.3 (ID: cA.2PgLu)




驚かないでね。そう言われた時は、驚くようなことじゃないでしょ(笑)とかね、思ってた。
でも、でもね。まさかさ、ブルーがさ、詐欺もどきとか、せ、窃盗とかさ、してるとかさ、思ってもみないというか思いつくほうがおかしいじゃんか!
私が驚いた顔をしていると、なぜかブルーも同じように驚いた顔をして、なんか二人して驚いてる。私はともかく、なんでブルーも?
ブルーは私が不思議そうにしているのに気づいて、少しはにかみながら(超可愛い)説明をすべく口を開く。


「ごめんなさい、だって貴女、叫び声の一つもあげないんだもの。普通あーんなこと聞いたら、叫びはしなくても、驚きの声ぐらいあげるものよ? 」
「そ、そうなの……? ——でも、なんか不思議だよな。そんなこと言われたって、叫び声も、非難の声も、暴言も、なんにもでてこない。俺、人並み以上には正義感はあると思っていたけれど。
……案外、俺の正義感ってそんなものだったらしいぜ」

「……、そ、……そんなこと、ないんじゃないの? 現にアケビは、猛吹雪の中アタシを助けてくれた。それでも正義感がないなんて言うつもりかしら?
ちょっとくらい自分に自信、持ってもいいと思うわよ」


少し戸惑ってから発されたその言葉は、どうやら私の惚れっぽい心を打ち抜くには十分だったみたいで。
人から優しくされるのに慣れていない、とか愛に飢えてますみたいなことは言わないけど、やっぱりこんな風に優しくされるのって、あんまりないから。
私の心って案外、そこらへんのコンビニで298円で売ってるんじゃないのかな?(笑)


「じゃあ、さ。そこまで話を聞いちゃったんだから、私も共犯だよね?
一緒に行かせてよ。どんなやり方でするのかしんないけど、一儲けしてやろうじゃん! 」
「あら、素直じゃないわね。でもまあ、いいわよ。アナタがそこまでいうならね」


……、あは、私達って以外と似てるのかもね。
少し顔を赤に染めて、それでも強気で言い放った彼女に、してやったり顔の私。


素直じゃないのはお互い様ってことで!
((大丈夫だよ、素直じゃなくたって))
((本当に似た者同士なら、理解できるはずだもの))



あとがき
かなり遅い更新になり、すみませんでした;; 新しい学校に中々慣れず、精神的に疲れたりあんまり書く気がしなかったりで……。
何はともあれ、第九話更新です! まあ、こういうことですw