二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ ( No.19 )
日時: 2012/04/11 19:27
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

第十話 「 全 部 」

*

『……ッ……!!』
「やあ、お早う。目覚めはどうかな? お、睨まないでくれよ。分かってはいるんだから。最悪の夢を見ていただなんて」

…なら、何で聞いてくるの。
皆、放っておいてよ。
…私は、この世界が大っ嫌いなんだから…!!

『…何で今は君の姿が見えるんだか…』
「その方が都合がいいかなあって。ど? 思い出した? 大切な人」
『…。何かが、引っかかってる』
「へえー。…それは、朝と邑じゃない?」

…!!
何で二人を知って…。
…こいつ、侮れない。

「…誰かを信じられる?」
『……無理。無理無理無理無理無理無理無理無理無理。絶ッ対、無理』
「まあ、よくわかったよ」

なら、放っておいてくれないか。
皆、大嫌いで。
花も、草も、鳥も、…大好きだった皆、大嫌い。

「きっと、君にもあるはずさ、HAPPY☆End♪」
『…意味わからない』
「Bad☆Endは、誰にもないのさ。君に待ち受けているのは、HAPPY☆End。それを知る為に、自分の家に帰ってみたらどう?」
『…言われなくても、帰りたい』

というか、学校辞めたい。
…でも、祢檎に駄目って言われるだろうなあ。

いつか、誰かに言われたような気がする。

 私は、人間恐怖症だと。