二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: inzmGO【音は1つになり、空へはばたく】 ( No.81 )
日時: 2012/04/22 19:46
名前: 風風 (ID: t3n5DtaJ)



      《Do you know monopoly?》



     -パタン-

静かな部屋に響くのは本を閉じる音や、大きめの木製の椅子をずらす音だけだった。
1クラス分は座れる机と椅子の周りには、呆れるぐらいの本の数。
だが、本は綺麗に本棚でまとめられていて、本の種類などは入口のリストを見るだけですぐにわかった。

どうやら、ここは図書室のようで、カーテンの間からは、春らしい暖かな日差しが入り込んでいた。

図書室入口の真上にある時計は1時5分を指しており、図書室は多くの生徒で賑わっており、時折話し声も聞こえた。

そんな中で、藍色の長い髪をポニーテールにした少年は、1人図書室のはじで黙々と一冊の分厚い本を見ていた。

彼の黄金色の猫目には何時もとは違う、黒ぶちの四角い眼鏡がかけてあり。
その雰囲気は、いつもの試合でみせる緊張感のある冷静な感じではなく、柔らかい穏やかな雰囲気をはなっていた。

少年が読んでるのは、どうやら英語の本であるようで、普通の人ではわからないような難しく眠くなるような英文が何ページも続いていた。

だが、少年はそんなことを気にすることもなく、黙々と本の世界に入り込んでいた。


 「あ、剣城こんな所にいた」

剣城と呼ばれた少年は声がした方向を向く。
すると、春の日差しに反射してキラキラと輝くほどの明るい茶髪の少女がたっていた。
彼女の右手にはサッカーボールがあり、なぜだか少しだけムッとした顔をしていた。

 「なんだよ清野」

 「せ、清野って、これでも先輩なんだけど敬語はどうしたのよ」

 「話ってそれだけですか?清野“せんぱい”」

これでいいですか?
とでも言いそうな顔で剣城は上目遣いで聞いてくる。
だが、そのあとすぐに いつも通りの冷静な顔に戻り、視線は本の方へと向いていた。


 「そ、そんなわけないって!!剣城だってサッカー部なんだからさ、外で天馬達とも一緒にサッカーやろうよ!!」

 「めんどくさいな」

 「なんで!?!?」

静かな図書室に響いたのは、清野の叫び声。
静かに本を読み、世界に入り込んでいた生徒たちは一瞬で現実世界に戻され、邪魔されたことにより、清野には冷たい視線を送っていた。


 「と、とにかくいこ?」

この生徒たちからの冷たい視線から逃げるように清野は剣城の手を持ち、引っ張った。

 「はぁ....」

しょうがない
とでも言いたそうなため息を軽くつき、剣城は本を机に置き立ち上がる。


   俺は先輩と二人っきりで練習やってみたいです。

小さく呟いた剣城の声は清野には届かず、2人の足音と共に消えていった。










   「あ、剣城遅いよ!!」

   「すまない(って俺が松風に謝る必要あったのか?)」



                 End

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久しぶりに夢主だな...

眼鏡キャラが好きな年頃

勝手にサクラちゃんを使わせていただきました。
一応、さくらへの誕プレです。誕プレとよぶレベルじゃありませんが.....




タイトルの意味は
 《独り占めって知ってますか?》

って感じです

剣城はあんまり使わないけど新鮮な感じがしましたっ!!


さくらのみ転送可能です。


さくら誕生日おめでとう(*^▽^)/

早いけどかなり

5月3日だよね?

もいちど、誕生日おめでとうございまーす

駄作ですみません.....