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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【inzm】混ざり合った色が持つ輝き ( No.11 )
- 日時: 2012/04/21 21:31
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
放送部が終わると家庭部の発表があった。
家庭部は毎年『ファッションショー』というのをやっている。
その名の通り、部員一人ひとりが服を作り上げモデルに着せて皆に見せるというものだ。
『次に家庭部のファッションショーです!』
軽快なリズムと共にモデルがでてくる。
南「流石…」
家庭部が作っているほどでクオリティが高い。
今年の1年生は人数が多いため今回はリメイクだそうだ。
なのでよくわからない。
けれど3年の先輩がつくったものなど一枚の布からできていると思うと俺には到底無理だと思い知らされる。
最後にはモデルと制作者がでてきた。
『さぁ、次は音楽部の美しい歌声を聴かせていただきましょう!』
思った。
俺達の努力は結構無駄ではなかった気がする。
放送委員は必至にビデオを撮影し、家庭部はこの日のために夏休みから服作り。
音楽部は日々に努力を欠かさなかった。
たとえ俺達がつくった模造紙が誰の目にも止まらなくても、この日まで努力してきたことには変わりがなかった。
チョンチョン
感傷に浸っていると誰かが俺の肩を叩く奴がいた。
水「おい、そろそろだぞ?」
………このタイミングで思い出してしまった。
あぁそうだ…いじめのアンケートを元に俺達は劇をするんだ。
この機会に多くの人にこの現状を伝えたいと…
天「俺もう嫌だよ…」
南「やけくそだ…泣」
その後俺達は迫真の演技(個人評価)で舞台を終わらせた。
だがひとつ気になることが…
なぜか俺の台詞のとき俺と同じクラスの奴らが笑っていた。
大「そのまんまだど;」(天城さんです。)
車「まぁ、あいつはあの状況だといいそうだよな。」(車田さんです。)
南「遊んでるだけだろ?放っといて行こうぜ。」苛められている人をスル—する役でした。
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