二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリポタ息子 アルバス・ポッターと真実の鏡 ( No.141 )
日時: 2013/02/11 09:43
名前: 蒼聖 (ID: ULeWPiDO)
参照: やっと帰ってきました(スライディング土下座

〜命を削る!ラシュカvsアルバス本気チェスバトル〜 ネタ提供:藤桜様

(後半)

大広間の真ん中に設置されたテーブルと椅子。
細かい修飾がされているテーブルの上にはいかにも高級そうな金属で出来た『魔法使いのチェス』だ。
いや、今まで普通のチェスだったのか!?という訳ではなく。

「「金の無駄遣い・・・」」
テーブルに近寄りながら、ぼそりと呟く二人。

「・・・何故ハモる?」
「・・・何故同タイミングで」
魔法使いのチェスでは破壊がメインだからこの二人にとっては当然の呟きである。

そして二人が席に着くと、黙っていた寮生達が騒ぎ出す。

——そんな中では、
「はいはーい!これは名勝負になるよ!今のうちにじゃんじゃん賭けておこう!一賭1銅貨だよ!」
横にいつの間にか取り出した黒板に、文字を書きながらそういうのはカトレア。

「オレ、ラシュカさんに3銅貨!」「私はアルバスに4銅貨ー」
・・・公の場で堂々と賭けを行う生徒達・・・。

「ああああ俺も賭けたいけど、金無いし司会だから贔屓できないぃぃ」
「「賭ければいいじゃん」」
再びハモる寮代表二選手。この息のぴったりさは何なんだ。
苦笑いをもらすライク。

「あ、あはは・・・じゃ、そろそろ始めるぞ!
最終決戦はグリフィンドールvsスリザリン!いままでのはなんだったんだ!という突っ込みはご遠慮いただこうかな!
それじゃ、アルバス、ラシュカ、先手か後手か決めてくれ」

「・・・僕は後手(黒)で」
「私は先手で」

「・・・・・・さっきから思っていたんだが、何故こうすんなり決まる?」
アルバスが疑問をぼそりと口にする。

とまぁ、そんなわけで(どんなわけだ)、チェス戦が幕を開けた!

「2-Aのポーンを3-Aへ」とラシュカ。「どうぞ」
アルバスは少し考えた後、
「・・・7-hを6-hへ」と言った。

会場はいつの間にか静かだ。
二人はチェスを進めていく。

白のポーンが黒のポーンを破壊した音と同時に、その破壊音より大きな——歪な音が広間に響いた。

皆が音のした方をバッと見やる。
そこに居たのは——マキア。その隣には、巨大チェス。何故だ。

「聞こえてるー!?」
「「・・・・何なんだ」」
三度ハモるアルバスとラシュカ。本当にこのハモりは一体何なんだ。

「小さいチェスでやるよりコッチの大きいチェスでやったほうが楽しいと思うのー!!」
蔓延の笑みで告げるマキア。
その笑顔はとても可愛らしい物なのだが・・・いまや、恐ろしく怖いのだが。

ホールにいる全員の背に冷や汗がつたう。
もしや・・・・

「だからねー、コッチのチェスでやったら良いと思うから、そっちに渡すね!」
途端に浮遊呪文で浮かぶ巨大すぎるチェス盤。

「え・・・あ、ちょっと、」
「これは・・・・」
両選手が戸惑う。この状況で戸惑わないほうがすごい。

「止めた方が・・・」
「いいわね・・・・」
「仕方ない、今回ばかりは——」
「手伝ってあげる」
何故か見事なタイミングで交互に話す二人。
『お前らもう大親友じゃねぇかよ!』と突っ込みたいのはおいておく。


その後、結局マキアを止めるのに手が回り、校舎が崩壊しそうになったという。
「おいかなり綺麗にまとめたよな!?今!」
気のせいですよ、ライク君。

後日譚。
もう一度チェス勝負をしたのだがどういうわけか引き分けに終わり(まず無理)。

「ハァ・・・もう暫らくチェスは」
「暫らくチェスの顔は」
「「見たくない」」

まったく別の寮で同時刻に同じ呟きが漏れたのであった。





☆後書き
ギャグオチになっちゃいました・・・・
藤桜さんごめんなさいいいい
文章力がほんとにないんです今すぐ腹切りしてきますので許してくださいっ(殴
素晴らしいネタをこのようにして申し訳ありません・・・
楽しんでもらえれば光栄です(ry