二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリポタ息子 アルバス・ポッターと真実の鏡 オリキャラ募集 ( No.55 )
日時: 2012/06/06 15:55
名前: 蒼聖 (ID: HKLnqVHP)



「———とんだ悪戯だな、畜生めが」
ダンッ!
アルバスが、俎板にナイフを突き刺した音だった。

(怖ぇぇぇぇぇぇ————ッ!!)

・・・と、皆一同同じことを思う。レバヴェスを除いて——そんな中、ライクが恐る恐るアルバスに声をかけた。
「お、おーい、ア、アルバス?」
だがアルバスは答えない。

——薬草学的から考えると——薬草学の研究者などは無駄のない動きを極めている。つまり、
無駄のない動き=物を使いやすいところへ=その辺に置く
なのだ。

別にナイフを突き刺すのも悪いことではないが——滅多に、する者はいない。


今は、薬草学の授業だった。
無事・・・といっていいのかはわからないが、とにかく命が残り、助けられたアルバスはその場で泣き出したりせず——第一声は——
『・・・授業に出れなかった・・・一時間分そっくりわからないじゃないか——!!』
だった。

思わずライク、レイアーはぽかんと口を開けたが、ハリーはくすっと笑い、そしてその後すぐにとりあえず医務室へ向かおうとしたが、アルバスが断った。
『大丈夫かい?アルバス?医務室に行った方がいいよ——』
『そうよ。窒息死しかけたんだし——』
『いい。これ以上遅れると脳のねじが抜ける』
最後のアルバスの一言に、思わず吹き出した。


そして、今に至る。
普段アルバスが苦戦としているナイフで何かを切る作業もさっさと終わらせ、先ほどの俎板に突き刺したのはできた薬を瓶につめる前のことだった。

その後、アルバスは薬を瓶につめ、教師棚に提出すると、すぐに荷物を片付け、教室から出て行った。