二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ハリポタ息子 アルバス・ポッターと真実の鏡 短編募集 ( No.93 )
- 日時: 2012/08/10 16:12
- 名前: 蒼聖 (ID: HKLnqVHP)
- 参照: 原作じゃアルバスが可愛げのある少年…
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「あははっ!本当、面白いなっ・・・ねぇ、———。」
「はい。貴方の思うとおりに事が動いてますよ」
「いつまであの英雄のご子息様は持つだろうな・・・
父上は、あの英雄様にやられてしまったけど——次こそ、僕が」
「——最後まで」
闇が、静かに動き出した———。
*
ここはホグワーツ日曜日の図書館・・・
ライク&レイアーのウィーズリー双子がアルバスに向かった勉強を教えていた。
思わず、図書館を通りかかった人々は「え?」となった。
「だからね、アルバス。この薬草にニガヨモギを加えると・・・」
「・・・?」顔をしかめる。
「・・・・なんで他の科目はほぼ完璧なのにこれだけ出来ないの?」
「そうだな、まず僕の体自身が薬草学を拒否してる」
思わず吹き出すライク&レイアー。それに対し首を傾げるアルバス。
薬草学——、ライクとレイアーは二人とも薬草学という授業は大の得意だった。
それに対して、学年で三つ指に入る少年は、薬草学に首をひねっている。
父親は普通に薬草学が出来ていたとしても、母親のほうはとても薬草学が得意なはずなのに、何故こんなに分かってもらえないのか・・・
二人の友人は首をひねる。
とそこへ、
「あ、私も混ぜてくださいな〜」
「ルカさん?」
そういってライクの隣に腰掛けるのはアルカディア・シュバルツ、愛称・ルカである。
「私、どうしても薬学では爆発させてしまって・・・」
「だったら、隣にちょうどライクが居るから、教えてもらったら?」とレイアー。
「え、ちょ、俺!?」焦るライク。どうも——女性との接し方が分からないとか何とか。
一度アルバスにこの話をしたライクだったが、全くわかってもらえなかったという。
・・・正直言うと、アルバスは恋愛は人間付き合いにはさっぱり分からずじまいである。本人は全然気にしていない模様だが。
『闇』が蠢(うごめ)く中、ホグワーツの日曜日の時間静かに流れていく。