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長編番外中編３「欧州でスカイプしてみた。(会話のみ」

「・・・何よ、これ・・・」



「どう？ジブ姉」

『アントーニョと喋らないという条件でＯＫしたぞ』

『え、え、何でなん』『理由は明らかですよ？ふふ』

『ヴェ・・・何かクララ怖くない？』

『っおひゃあああああああああああ！！！！』

『なじょした？』

『どうしましたアイニちゃん！！』

『ちょっと、煩いんだけど・・・』

『どうした？』

『どうしたのけ？』

『どうしたもこうしたも無いのです何ですかこのメール！！』

「え？メールって(ピルルルル)・・・ってわきゃあああああああ！！！！」

「どないしたん！？」

『ルリア、大丈夫？！』

『何かメール来てるみたいやし。マジ怖』

『良いか、落ち着け！！メールを見てみろ！！』

「おん・・・？何々？このメールを読んだ貴方は一週間以内にこのメールを十人以上に送らないとイヴァンの家で働かされます・・・？！」

『え、イヴァンさん！！？』

『え、僕じゃないよ？』

『違うの？だったら誰なのかしら・・・』

『私のところにも来てるぞ』

『俺のところには来てないぞ』

『俺のには来てる』

『来てるで！でも俺イヴァンのメアド知らんねん』

『じゃあ誰だよ？』

『差出人・・・』

『ヘラクレスオッケーだって！！・・・どうした？』

『ゆー、私にも来てる・・・』

「今メール来た奴、分かるか？」

『今の話だとアイニ、ルリア、ジブ姉、フランシス、親分、私だね・・・。つまり差出人にも来たってわけだから後四人かな？』

『あ、俺にも来てるよぉぉぉぉ・・・』

『フェリちゃんドンマイ。因みに私は来てません』

『誰だ兄さんの名を使ってそんな虫けら以下の低脳なメールを送りつけてる奴は！！』

『ん、俺にも、来てる』

『私もよ。一体どうなっているの？』

『後一人・・・』

『ローデリヒさんと私にも来てます！！』

『俺のところにも来たぞ。たった今な』

『十人以上ですから十二人に送ったんですね！』

『誰やねんこんな怖い事すんの！！』

『サディクか、マケドニア・・・『黙れ』』

『第一、サディクがこんな事するはずもないわ。かといって私も送っていない』

『こ、怖いね・・・ダリヤちゃん・・・』

『そうね・・・。送られてこなくて良かった・・・』

『アイニ、大丈夫ですよ！ピー君が守ってやるのです！』

『ふん、自分の方が上だし！』

『あ、ラド君・・・』

『取り敢えずアイニはＰＣ持ってリビングさ来』

『そうですね。みんな居ますし！』

『分かりました！一旦切ります』

「うぃ！」

『悪趣味であるな。念の為、ツィラも此処を離れるのではないのである』

『はい、兄様』

『マジ怖いし！！ほんまに誰なん？』

『送られて来たのは全員欧州の方ですから、僕らとスカイプをしている方々以外ですね』

『このメールは芸術じゃない・・・』

『他に誰か居たっけ？』

『そんな寂しい奴何処に居るんだよこの野郎』

『うーん、分かりませんね』

『調べてくっからちょっと待ってろ』


———謎のメールを送ったのは誰だ！？(分かるよね！)←


ーNEXTー

更新速度が速まって来ている気が・・・！！←