二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 最初で……第11話 興味 ( No.33 )
- 日時: 2012/06/19 10:18
- 名前: 杞憂 (ID: LkHrxW/C)
きのうの夜偶然拾った女の子二人。
いや、もしかしたらこれは彼女達の
計算の一部なのかもしれない。
だって、僕に刀を向けた血染めの化け物は
羅刹、を知っていたから。
上手く潜り混んで、
内側から僕ら新撰組を崩そうって腹じゃないのかな?
「総司、例の二人ってどういうやつなんだ?」
童顔の平助が僕に問う。
「とても恐い人だったよ。
僕でも勝てたかわからない。」
冗談半分に言ってみる。
するとえっ…と言うように
硬直する平助。
「お…お前が勝てないだなんて…」
独り言のようにゴニョゴニョいう平助。
そんな平助を見て、
僕は出てきそうになる笑いを堪えきれず
思わずプッと笑ってしまう。
「…もしかして嘘か?」
眉をひそめて僕を見る平助。
「さぁ?」
そんな平助にわざとらしく肩をすくめて答える。
「ゼッッッッタイ嘘だ!
だって今笑ったし!!!」
まただ、とでも言わんばかりに
僕を指差しながら、勢いよく立ち上がる平助。
すると
「てめぇら、うっせぇんだよっ!!」
という怒声。
シンッ…と静まり返るこの空間。
しばらくして、はぁ…という
聞き慣れたため息が聞こえてきた。
「いいか、てめぇらはこの事態、
軽く考えてんだろうが、今回のことは、
新撰組にとって大問題なんだぞ。
わかってんのか?」
と始まりの鐘を鳴らした説教。
いつものことながらすごぶるめんどくさい。
………大問題…ねぇ……
昨日、あの場にいなかったこのうるさい
鬼の副長こと土方さんには、
血染めの化け物が
羅刹を知っているということを言っていない。
彼女が僕達の前に現れたら
言おうと思っている。
だってさ……
人形のような君が顔色を真っ青に変える姿、
見てみたいんだもん。
ガミガミと未だに説教を続ける
土方さんの声で掻き消されて聞こえにくいが、
障子の向こうから聞こえてくる複数の足音。
来たかな…?
あの血染めの化け物は
一体どんな表情をして
ここにやってくるんだろう。
僕は…
おもっていた異常に
彼女に興味があるらしい。
あとがき−ーーー
おはようございます(-.-)Zzz・・・・
最近は、朝の更新が多いですね(>_<)
疲れているのか、結構書いてる途中に
夢の世界へご案内されてることが
よくあります。
そして今日の朝は肌寒く、
思わず目が覚めてしまいました。
眠たいけど、ドンマイッ的な感じです★
季節の変わり目のこの時期。
体調を崩しやすいので
お体を大切になさってくださいね(*^^*)