二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- バカと鴉と召喚獣 ( No.6 )
- 日時: 2012/07/10 23:32
- 名前: 蒼月悠斗 (ID: zWzUF/vQ)
「問3」
秀吉率いる先攻部隊と明久率いる中堅部隊、そして本陣にいる雄二率いる本隊の三部隊がある。誰も欠けることなく、生き残ってほしいけど、そうも言っていられない。
僕と姫路さんは試験を受けている。召喚獣を動かすのに、テストの点が必要だから。一教科を10分単位で解いていく。姫路さんもテストを解くスピードが速い。これは、負けていられない。
『アンタの指を折るわ。小指から順に、全部綺麗に』
『そ、それよりホラ、試召戦争に集中しないと!』
何やら、物騒な事を言う島田さん。凄く、危ないのは気にせい?
「鴉、テスト解くの速くないか?」
「んー、問題文さえ読めば答えは分かるよ?」
「それは、お前しか出来ないだろ」
そんなに、速かったかな?これでも、まだ遅いんだけど。
そんな事を考えていたら、悲痛な叫びが聞こえた。何か、恐ろしい事でも起きたみたい。
『さぁ来い!この負け犬が!』
『て、鉄人!?嫌だ!補習室は嫌なんだっ!』
『黙れ!捕虜は全員、この戦闘が終わるまで補習室で特別講義だ!終戦まで、何時間かかるかわからんが、たっぷりと指導してゆるからな』
『た、頼む!見逃してくれ!あんな拷問耐えきれる気がしない!』
『拷問?そんなことはしない。これは立派な教育だ。補習が終わる頃には趣味が勉強、尊敬するのは二宮金次郎。といった理想的な生徒に仕立て上げてやろう』
『お、鬼だ!誰か、助けっ……イヤァァ——(バタン、ガチャ)』
西村先生、充分恐れられているんですね。容赦ない補習、ご苦労さまです。
「……雄二、西村先生があんな調子なんですか?」
「ん?ああ、鴉はAクラスにいたから知らないか。鉄人は、いつもあんな調子で捕まえてくる」
僕はやっていたテストを、途中で止めてしまった。知らなかった、僕には優しかったから。そしたら、横田君が来て、雄二に報告する。
「代表、中堅部隊の動きがおかしい模様」
「なら、今から言う伝言を伝えろ」
「あ、僕からもあります。『逃げたら、西村先生とのランデブーが待っているよ(笑)」
「「うわ…。こいつ、えげつない性格してる。これで、天然かよ…」」
「侵害ですね。これでも、えげつなくない方ですよ?」