二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

バカと鴉と召喚獣 ( No.7 )
日時: 2012/07/10 23:33
名前: 蒼月悠斗 (ID: zWzUF/vQ)

それを言って、テストに集中する。隣を見れば、姫路さんが苦戦しているみたい。
 いつの間にか、横田君は伝言を伝えに向かったみたい。
 まあ、いいか。そういえば、僕の出番でいつかな?分からないよ。


 ここで、場面は変わる。明久視点に。
 Dクラスの人が鉄人に連れていかれる様を見て、僕は島田さんに言う。

「島田さん、中堅部隊全員に通達」
「ん、なに?作戦?何て伝えんの?」

 ここで僕が出すべき指示はただ一つ。

「——総員退避、と」
「この意気地なし!」
「目が、目がぁっ!」
「目を覚ましなさい、この馬鹿!アンタは部隊長でしょう!臆病風に吹かれてどうするのよ!」

 覚ますべき目に激痛が!これは、地味に痛い!

「ごめん。僕が間違っていたよ。補習室を恐れずにこの戦闘に勝利することだけを考えるよ」
「うん。その意気よ、吉井!」
「島田、前線部隊が後退を開始したぞ!」
「総員退避よ」

 あれ、さっきと言っている事が違う気がした。

「吉井、総員退避で問題ないわね?」
「よし、逃げよう。僕らには荷が重すぎた」
「そうね、ウチらは精一杯努力したわ」

 くるりとFクラスに向かおうと方向転換。
 すると、そこには本陣(Fクラス)にいたはずの横田君がいた。


「どうしたの?」
「代表と鴉から伝言があります」

 ん?鴉からも伝言があるんだ。何だろう?


「代表から『逃げたらコロス』。烏から『逃げたら、西村先生とのランデブーが待っているよ(笑)』」
「全員突撃しろぉーっ!」

 気が付いたら戦場に向かって、全力ダッシュをしていた。鴉からの伝言が、本当に有りそうだった。
 前方から、走ってくる美少女を発見。


「明久、援護に来てくれたんじゃな!」
「秀吉、大丈夫?」
「うむ。戦死は免れておる。じゃが、点数はかなり厳しいところまで削られてしまったわい」
「そうなの?テストを受け直してこないと」
「そうじゃな。全教科を受けている時間はなさそうじゃが、一、二教科でも受けてくるとしよう」

 そう言うなり、秀吉は教室に向かっては知る。