二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

バカと鴉と召喚獣 ( No.12 )
日時: 2012/07/10 23:38
名前: 蒼月悠斗 (ID: zWzUF/vQ)

「問6」

第四問 物理
問 以下の文章の( )に正しい言葉を入れなさい。
『光は波であって、( ) である』

姫路瑞希の答え
『粒子』
教師のコメント
よくできました。

鴉の答え
『粒子…とは古典的には剛体の球である。特に細かい粒子は微粒子とも称される。西欧科学においては、粒子は世界を構成する基本構造として重視される。それは一定の大きさ、重さ、堅さなどの性質を持つもので、それ以上分割できず、その集合や組み合わせによってそれを要素とする様々な現象が生じるものである。これを直接に物質に当てはめたのが古代の原子論である。物質のすべてが基本となる原子の集まりで理解されるとの立場である。実際には物質の基本粒子は場合によっては原子の組み合わせで生じる分子であることが判明し、さらに原子も内部構造を持つことが明らかになると、その構成要素も物質であるかのように粒子と見なされた…(以下、省略)』
教師のコメント
詳しすぎです。どうして、こんなに詳しいのか小一時間くらい、聞きたいものですね。

土屋康太の答え
『寄せては返すの』
教師のコメント
君の回答はいつも先生の度肝を抜きます。

吉井明久の答え
『勇者の武器』
教師のコメント
先生もRPGは好きです。





「うわー……づがれだー」

 四教科のテストが終わり、明久は疲れ果てていた。朝から船越先生と一悶着あったらしい。どうも、近所のお兄さん(三十九歳/独身……お兄さん?)を紹介したみたい。

「うむ。疲れたのう」

 そういえば、今日の秀吉はポニーテールにしたんだって。これだから、女子に見られると思うのは、僕だけ?

「…………(コクコク)」

 いつも無口でいるから、存在が希薄になっていたムッツリーニもいた。


「よし、昼飯食いに行くぞ!今日はラーメンとカツ丼と炒飯とカレーにすっかな」
「……よく、食べられますね」
「…鴉よ、気にしないほうがいいじゃろ」
「あ!鴉、弁当箱返し忘れていたよ」
「いいんですよ。姫路さんのも食べてあげてください」


 僕は明久から弁当箱を受け取り、キャリーケースにしまう。中々に便利で使いやすい。


「ん?吉井達は食堂に行くの?だったら一緒していい?」
「ああ、島田か。別に構わないぞ」
「それじゃ、混ぜてもらうね」
「…………(コクコク)」

 途中から島田さんも加わる。あれは、失礼な事を思っていますね、明久。

「吉井、なんかウチの悪口考えていない?」
「滅相もございません」

 色々とあって、昼休みになった。

「じゃ、僕も今日は贅沢にソルトウォーターあたりを——」
「あ、あの。皆さん……」

 もじもじしながら、姫路さんは僕たちを見る。

「うん?あ、姫路さん。一緒に食堂に行く?」
「あ、いえ。え、えっと……、お、お昼なんですけど、その、昨日の約束の……」

 そう、実は僕に対抗して姫路さんも弁当を作る約束をしていました。

「おお、もしや弁当かの」
「やっぱり、作ってきましたか」
「は、はいっ。迷惑じゃなかったらどうぞっ」

 後ろから見えた弁当は、重箱だった。一体、どれくらい作ったんですか?

「迷惑なもんか!ね、雄二!」
「ああ、そうだな。ありがたい」
「そうですか?良かったぁ〜」