二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.637 )
日時: 2012/09/26 21:31
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

あと1話更新します!
短編の続き、レッツ・バトルスタート!!

(バン視点)

ハルから誕生日プレゼントを渡されるとは予想していなかった。
居酒屋で酒を飲みまくった挙句の果てに酔い潰れたハルを背負いながら歩くのが大変だったし、結局は自宅に泊まらせるしかなかった。
そんなこんなでいろいろあって大変だったけど、ハルを見つけることができて良かったと思っている。

「でも、ハルがいなきゃ生きてこれなかったかもしれないよ」
「何それ! でも、バンはイケメンなくせにして生意気なところもあるけど・・・・・・結構良いヤツだと思って認めてるよ!!」

ハルはヘラヘラ笑いながら、俺の隣に座ったまま呟いた。
イケメンなくせにして生意気って・・・・・・その言い方はないだろうと思いながら、心の中で突っ込みを入れた。

「だって、今もイケメンなのは変わってないだろ」
「うん・・・・・・でも、中3の頃からずっと見てきたけど・・・・・・バンがあんなに高くなってるし、成長してるとは思ってなかったからね」

中3の頃、ミソラ二中に転校してきたハルはスラリと背が高くなり、168cmになっていた。
しかも可愛くなってて、クラスの男子からもチヤホヤされるほどまでにモテる彼女を見て思わず苦笑したことを覚えている。

「そりゃ、そうだよな。俺もハルと会えるなんて思ってなかったよ、あの頃はさぁ・・・・・・」
「そうだね。バンがいなきゃ生きてこれなかったって言うのもあるよね」
「あぁ、あれからいろんなことがあったなぁ」

実感が沸いてこないけど、俺はいろんな経験をしてきたんだなって気付いた。
ハルと一緒に事件の謎を解決したことなんかもあったし、時には高校でクイズ大会に参加したりして充実な日々を過ごすことができた。

「うん、いろんなことがあって・・・・・・大学生になっても遊ぶことができるもんね」
「ああ、そうだなぁ・・・・・・」

俺はゆっくり立ち上がり、自分のベッドにダイブして倒れ込んだ。
ハルも続いて、俺の隣にダイブして倒れ込みながら笑う。

「そういえば、バンに押し倒されたことなんかもあったね」
「あーそうだったな・・・・・・・」

すっかり忘れてた・・・・・・あの時、ハルを押し倒して寝たことなんかもあったな。
その時、朝になって気付いたんだけど・・・・・・・ハルに怒鳴られたことは今も鮮明に覚えている。

「ハルに怒鳴られちまったよな、あの時は流石に悪かったなって思う」
「まったく、もう・・・・・・飲み過ぎないでってあれほど言ったのに、言うこと聞かないんだもん」

ハルはプウーッと膨らませながら怒るような顔をして言う。
そんな彼女の様子を見た俺は笑いながら、ハルの肩をそっと抱きしめた。

「あはは・・・・・・ホントにごめんな?」
「ちょ、何で抱きしめ-----------------」
「ふぁー・・・・・・何か眠くなってきたから寝ようよ」

そう言った後、目を閉じて眠りに引きずりこまれていく。
ゆっくりと意識が深い眠りに陥っていく中、夢の中に入っている。
今宵も良い夢が見られますように-----------------------------

The End------------------------