二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.69 )
日時: 2012/08/31 09:44
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第7章 廃墟ホテル探検(後編)・・・バン、ただいま参上! 直太を揺るがす複雑な思いとは?

(ストーリーモード;直太)


地下室の中にやってきた直太たちはいきなり、厄介なことに巻き込まれた。
呆然と立ち尽くす直太・健太・幹彦の小学3年生軍団はいきなり現れたバンを見て驚いていた。その一方、少女は後ろにいるバンによって、バットを掴まれたままだった。

「・・・なんだと?」

少女は対抗する気満々でいるのか、キッと睨みつけた。
何か怖いんだけど・・・バン兄ちゃんがいるのか気になるな。

「・・・もう一度言うよ、そこにいる直太たちに手を出すな」

バン兄ちゃんは少女のバットを掴んだまま答えた。
それより、バン兄ちゃんがなんでここにいるんだ?

「うるせえ! よくもあたしの邪魔をしやがって・・・それに何者だか知らねーが、ここで叩きのめしてやるよ」

少女はバン兄ちゃんの手を振り払った後、指をボキボキと鳴らして呟いた。
そんな彼女を見た僕はゾーッと背筋が凍りついたかのような感じで不安そうに見つめた。
なんか嫌な予感がする・・・あの人、本気でバン兄ちゃんを殺す気なのか?

「どうしよう・・・」

オロオロしながら、バン兄ちゃんを見つめていた。
バン兄ちゃんは溜息をつき、少女を見て呟く。

「ヤンキーっぽい女みたいだけど、おまえさぁ・・・そんなことして楽しいか?」
「-----------っ!?」

少女は不意を突かれたのか、動揺を隠せない。
そんなことはお構いなしに文句を言った。

「俺を倒せるなんざ、10年早いんだよ!」

うわぁ・・・おまけに挑発しちゃってるし!
大丈夫か、バン兄ちゃん!!

「何だとォ・・・」
「さぁ・・・やれるもんならやってみろよ?」

バン兄ちゃんに挑発された少女はカッとなり、殴りかかった。
その同時にバン兄ちゃんは左手でガードした。

「なっ・・・!?」
「だから、この俺を甘く見るなよ?」

そう言ったのと同時にバン兄ちゃんの右ストレートが少女の腹に炸裂した。
そのダメージを受けた少女はビクビク怯えて逃げ出した。

「うわぁぁぁ-----------------!」

その声が出て逃げたのと同時に見送ったバン兄ちゃんは溜息をつき、僕たちの方に振り向いた。