二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.828 )
- 日時: 2012/10/01 20:12
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
短編1の続き(健太視点)
放課後、駅前のアジトに向かった。
「よう、来たぜ」
「おう、山野・・・・・・」
大根田がニヤリと笑いながら立ち塞がった。
流石はケンカ番長というところか、俺を睨みつける。
「こんなところに呼び出して、どうするつもりなんだ?」
そう言った瞬間、大根田を含む不良少年グループの数人が俺の周りを囲んだ。
バン兄さんのことが気に入らないのか、ケンカするに至った理由が分かってきた。
「そういうことか・・・・・・俺を呼び寄せたのは、バン兄さんをえさに撒いて気絶させるためだったんだな」
どうりで俺をキレさせた理由が何となく分かった。
それさえ分かれば、ケンカ上等だ!!
「ああ、そうだ。だから、山野バンの弟でいることが気に入らないんだよ!!」
ナックルを武器にして殴りかかってきた。
同時に攻撃を避けて、ブレイズキックをぶちかました。
そのダメージを受けた大根田は顔をしかめながら倒れ込んだ。
「テメェ・・・・・・」
「元はといえば、おまえが突っ込んできたからだろォ・・・俺にそんなことさせておいて、キレさせたのは想定内だったかもしれないけどよ」
キレさせたところまでは想定内だったものの、本気にさせたことを後悔していないのか。
それでもケンカしてばかりでキレまくった時の心境は複雑だったと言えよう。
「だったら、本気にさせてくれた礼に俺のケンカを味わいな!」
ゴゴゴ・・・と怒りのオーラが健太の身体を纏う。
ケンカしまくりながら殴るときが気持ちいいと思いながら、大根田を睨みつけた。
「それじゃあ、行くぜ!!」
「おい、まてや!!」
ドスの効いた声が発したのと同時に振り返った。
そこにいたのは、高校の不良グループだった。
「あっ、先輩!」
「ほぉ、おまえが連れてくると言ってたガキか?」
「はい! 山野健太という生意気なガキです」
何かヤバいことになってきたじゃねーか!
ケンカに巻き込まれてしまうのは間違いない。
「ほぉ・・・・・・俺らも混ぜてくれや」
「良いっすよ、全力でかかってこい!!」
高校の不良グループでもいいし、全力を出し切る。
このとき、想像していなかったことが起きることになろうとは思わなかった。