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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】-プリンスのDNA ( No.17 )
- 日時: 2012/07/19 19:02
- 名前: 優騎那 (ID: z/1bEVmY)
- 参照: http://元 勇騎那です
「なァ、円堂。一人どうにもノリの悪い奴がいるんだけどさ…」
綱海が見やる方には、藤色の髪をくしでときながら—言っては悪いが—好印象ではない少年が壁に寄り掛かっていた。
「お前、知ってるか?」
「いや、おれも知らない」
知らないという声が飛び交う中で、円堂、染岡、綱海が彼に近づいた。
「おれ、円堂守。君も響木監督に呼ばれたの?」
「だったら?」
「まともに挨拶もできねェのか!!」
気だるそうな彼の態度に染岡が語気を荒くする。
「どうしようと俺の勝手だろ」
「何だこいつ!!」
「よせよ!!」
今にも殴り掛からんとする染岡を綱海が制した。
「名前くらいは教えてくれていいだろ?」
ふぅ、とため息をつき、彼は止めていた手を動かし始めた。
「飛鷹征哉」
「よろしくな。飛鷹」
「あぁ、よろしく」
いろんな意味で盛り上がっているところへ、監督の響木が来た。
「監督!!」
全員監督のもとへ集合する。
「みんな揃ってるか?」
「……!!」
オリビアはふと背後に気配を感じた。
振り返り、飛んでくるサッカーボールを蹴り返した。
後ろに全員の視線が集まる。
そこには栗色の半モヒカンに白いメッシュを入れ、緑の目の嫌味な雰囲気を放つ少年が足元にボールを持っていた。
「不動殿……!!」
「久しぶりだねェ。優樹菜ちゃん」
「「「「!?」」」」
不動はオリビアに対し、よく知った顔のように呼んだ。
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