二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】-プリンスのDNA ( No.27 )
日時: 2012/07/20 18:03
名前: 優騎那 (ID: z/1bEVmY)

雷門中のグラウンドに太陽がじりじりと照りつける。
円堂率いるAチームと、鬼道率いるBチームはそれぞれに円陣を組んだ。

「行くぞ!!悔いのないゲームにしようぜ!!」
「「「「「おう!!」」」」」

円堂が檄を飛ばし、チームメイトが声をそろえた。

「おれ達はチームメイトであると同時にライバルでもある。自分の力を出し切って行け!!」
「「「「「おう!!」」」」」

試合開始だ。

『さぁ!!お待たせいたしました!!中学サッカー界のスーパースターたちが一堂に会し、最強イレブンを決める世紀の一戦が今始まろうとしています!!フットボールフロンティアインターナショナル日本代表選考試合!!円堂守率いるAチームと、鬼道有人率いるBチームの後半戦であります!!』

開始を告げるホイッスルが鳴り響き、Aチームからキックオフ。
ヒロトが前線に上がっていく。

「シャドウ!!虎丸!!プレスだ!!」

闇野と虎丸が鬼道の指示を受けて2人がかりでヒロトを止めにかかる。

「染岡君!!」

その前にヒロトは染岡にボールを渡した。
染岡の先に不動が立ちはだかった。
不動を抜いて染岡がさらに走る。

「そこだ!!」

風丸がスライディングを決めて染岡からボールをカット。

「鬼道!!」

前線にいる鬼道にパスが回った。
そこから豪炎寺へつながる。

豪炎寺の前を土方が塞ぐ。
2人は微かに口角を上げた。
豪炎寺は鮮やかに土方を突破した。
しかし、彼の前にオリビアが現れる。

「お手並み拝見と行こうか」
「容赦はしませぬぞ」

手が六本、顔が三面のオリビアが豪炎寺を生かすまいと立ちはだかった。

「三面六手阿修羅!!」
「何……!!」

豪炎寺はオリビアに右側をつかれ、迂闊とはいえボールを奪われた。

「カット技、もしくはディフェンス突破技をお持ちでないのですか?」

弱いフォワードなのですね。
豪炎寺の胸に弱いという言葉がガラスの破片のように突き刺さった。