二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.220 )
日時: 2012/10/06 18:44
名前: このみ (ID: N5yVg.Pp)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/

5人のキセキ

幻の6人目。

美女姉妹。

嫉妬の炎を燃やす女。

残るのは、強い者だけ。

君は、どの枠に入る?




さぁ、復讐の時間だ。



第18Q 「僕等はどこまでも、part11」





キャハハ……。
放課後の廊下に、汚い声が響く。
その声を発しているのは、女5人。
そして、その後ろを誰にも気づかれず歩いているのは。
黒子。

「失礼します」

女たちの後頭部に、鈍い痛みが走る。
汚い声が止んだ。




ずるずると、女たちを引きずるのは、緑間、青峰、黄瀬の3人。
そして、女子トイレの奥に投げ込んだ。
「清掃中」の札をかける。
そのまま中に入った。




「っ……いったぁ〜〜……」
「……は?」
「なんで、トイレに……」

「お目覚めかな?」

「「「「「!!??」」」」」

後ろから、声をかけられた5人は、勢いよく振り返る。
そこには、キセキの世代、黒子、桃井姉妹がいた。
キセキと黒子、さつきは女共を見下ろしている。
なつきは、とにかく無表情だった。

「な、なんでキセキの世代が……」
「黙れよ」

女が頬を染めながら言うのに対し、青峰は即答する。
女たちは憧れのキセキも世代が目の前にいるからか、男子が女子トイレにいるのも気にせず、キセキに話しかけた。

「あのぉ、私たちなんでここにいるか、わかるかなぁ?」
「ていうかぁ、ちょっと出たいんだけどぉ……」
「通してくれないかなぁ?」
「黄瀬くん、メアド交換しよー?」
「あーっ!ずるいよぉ〜〜〜っっ!私もー!」

瞳を潤ませ、上目使いに。
時には、ボディータッチも。
喋り方も、媚を売っている。
吐き気がする。
キセキ、黒子、桃井姉妹は同時に同じことを思った。
黄瀬はべたべた触ってきた女の手を叩き落とした。

「触んないでもらえないッスかね。キモイんで」
「なっ……」

顔を歪める女たちに、赤司はにこにこしながら話しかけた。

「別に僕らは、君たちとこんなくだらない話をするためにここにいるわけじゃないんだ」
「だから、黙れよ」

瞳孔が開いてるよ、と言いたくなったなつき。
赤司の顔は、もう笑っていなかった。

「なんでアンタにそんなこと言われなきゃなんない「俺の言うことは絶対だ」……っ!!」

その迫力に気圧され、何も言えなくなる女たち。

「なつちん、さっちん、危ないから下がっててね〜」
「僕の仕事はもう終わりましたから、見てますね」

桃井姉妹と黒子は一歩下がり、様子を見ている。




そして、始まった。



バスケ部と復讐、終。
(この判断が合っているか、合っていないか)
(そんなの、知らないよ)