二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.399 )
日時: 2012/11/04 20:28
名前: このみ (ID: q7aY8UsS)

パロディ カゲロウデイズ


8月14日 桃


また、だ。
また彼は、私が死ぬという現実を受け入れてはくれなかった。

『また、だめだったよ……』

どうしても彼は、私を生かすために自分を犠牲にする。
私達の現実を、認めない。
彼に比べたら私は、なんの取り柄もない不必要な人間だ。
だけど彼は違う。バスケという取り柄がある。
どちらが必要かなんて、子供でもわかるのに。
それに私は、彼が、敦が死ぬところなんて見たくないのだ。
だから死んだのに。
何度も何度も死んだのに。
結局彼は、時間を巻き戻して自分を殺す。
そんなことは、しなくていいの。
私が、死ぬから。
死ぬのは、私だけで十分だ。彼が死ぬ必要はどこにもない。
だから、今度は。

大好きな敦が生き残って、私の分まで生きてくれますように。


(そして私は)
(時計の針を巻き戻す)







あとがき

パロディ楽しかった!
暗いお話だからあんまり良いと思ってくれる人はいないと思うけど……。
それでもやってみたかった!
読んでくださった方、ありがとうございました!