二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 10000打企画開催中! ( No.597 )
日時: 2012/12/17 21:55
名前: このみ (ID: pt4UZong)

書きたいっていうか挑戦っていうか。
なつきとむっくんでヤンデレやっちゃいます。
色々危ないかもなんで注意です。
これから自分が何書くのか……。
想像できなくて自分でも怖いおw
テンション高くてすみません。
ほいじゃいきましょー!




気付けば、目の前には天井が。
もちろん知らない天井。
ここどこですかと叫びたいけれど、声が出ない。
手を動かそうとすれば、手首に冷たい感触。
まさかねと笑い飛ばして(笑えてないけど)、目を閉じた。
それにしたって、寒い。
だってこれ多分ワンピース一枚よ?いくら部屋の中とは言っても寒い。
足を動かしたときに足首に手首に当たったのと同じ感触があったけれど、それにも気付かないフリ。
とりあえずこの状況を誰か説明してくれまいか。
そう思った時、ガチャリとドアノブが回る音がした。
視線だけを音がする方へ向けると、敦がいた。
ニコニコと笑って、私に近付いてくる。
私は咄嗟に寝てるフリをした。反射って言うやつですね。
敦は私の足元に座ると、脹ら脛をするりと撫でた。

「なつき?起きてる?」

起きているよ敦くん。でも反応はしない。
てか声が出ないんですけどどうすればいいですか。

「んー。叩けば起きるかなぁ。でも俺の力で叩いたら腫れるよねー」

ヤバイですねわかります。
なるべく自然に起きるのが吉ですねはい。
うっすらと、ゆっくりと瞼を開く。
そして敦と目を合わす。
きょとん、としてる表情をわざとつくり、見つめると、敦はにっこりと笑った。
その笑顔がなんだか怖くて、びくりとする。

『……っ』
「おはよう、なつき」

おはよう、なんて返せるわけない。
敦はにっこりと笑ったまま、私に近づく。
床に座って、私と目線が同じ高さになったとき、頭を撫でられた。
その撫で方が優しくて、安心した私は、口パクでここはどこ、と言う。
敦は聞こえたのか聞こえなかったのか……、笑ったまま私にキスをした。
さっきは撫でてもらったことに安心したのに、今度は何故か怖くなって、敦から体を少しずつ遠ざけた。
遠ざけたと言っても、寝っころがったままだから、ほんの少ししか動いていない。
敦は立ち上がると、ベットに乗っかってきた。ぎしりと音をたてるベット、そしてカチャリと音をたてる先程気づかないフリをした「あれ」。
敦は私の上に跨がっている。

『なん、で……』

あ、やっと声が出た、と思ったら、首を掴まれた。厚の力で、ギュウッと。
苦しくて、やめてと敦を見れば、彼は何故か怒っていて、見るのをやめた。
敦が怒っている理由なんてわからない。涙がじわりと浮かんだ。

「なんで?そんなの簡単だよ。

なつきが、悪いんだよ?

いっつもいっつも告白されてさー。俺の身にもなってよ。相手を殺しちゃいそうになる俺の身にも。
だから、考えたんだー。どうすればなつきは俺だけを見てくれるかなって。
そしたらさ、これしかないなと思って。
閉じ込めて、他のやつになつきを見せなければ、告白なんてされないでしょ?
俺だけを見てくれるよね」

狂ってる。
笑いながらそれを言う敦は、狂ってる。
確かに敦と付き合ったあとでも告白は絶えなかったし、悪いなと思っていたけれど。
でも、監禁するとは思わなかった。

「あー、でもさ?」
『……?』

「もしなつきがここから出ようとしたりしたら、俺……なつきのこと、殺しちゃうから」

逃げ道は、ない。

「俺が、ずっとここにいて見張っててあげる。離さないよー。俺のおっきな手は、なつきを掴んで離さないためにあるの」

ずっと……?

『ほんとに、ずっと……?ずっとここにいてくれる?』

首を圧迫されながらも、静かに言葉を紡ぐ。
敦はきょとん、とした。

『逃がさないよ、敦。

ここからいなくなったら、私、敦のこと、殺しちゃうから』

ああ、私も狂ってた。





「殺したいほど愛してる」





(愛だと思えばほら、この鎖だって)
(愛おしくなるの)







べ、べたやな……。
最初だし、ま、まぁまぁ……。