PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.86 )
- 日時: 2012/09/03 19:03
- 名前: このみ (ID: j.vAWp8a)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
第8Q 「僕等はどこまでも、 part1」
妬みとか、いじめとか。
このくらいの年頃なら、よくある話。
それが女子なら、尚更ね。
『あらら……またかぁ……』
「はぁ…………」
靴箱の中を見ながら、ポツリと声を漏らすなつきと、溜息を吐くさつき。
その中には、ある筈の上履きが入っていなかった。
今は7時半。何故こんなに早く来ているかというと、バスケ部の朝練があるからだ。
そんな早くに、上履きを隠すためだけに学校に来て、お疲れ様と声を掛けたいところだ。
「二年になってからこれで何回目?」
『えーと……3回目……かなぁ?』
そう。これが初めてではない。
だからこんなにも落ち着いていられる。
ちなみに一年生の時は合計で13回。
最初は泣きそうになったが、今ではもう慣れっこだ。
「早く行かないと遅れちゃうよね……」
『うん……。取りあえず皆に心配掛けないように予備ので行こうか』
二人はそう言うと、保護者用の下駄箱まで行き、左上の靴に手を伸ばした。
これは、二人が最初に靴を隠された時に考え出したものだ。
『取り敢えず…………いこっかぁ……』
「そうだねぇ……」
何時も通り体育館に向かう。
眠いので一旦切ります。
明日学校だーやだなーやだなぁーーーー!
PR