二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.99 )
日時: 2012/09/01 20:00
名前: このみ (ID: /qYuqRuj)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/

続き遅くなりました〜





二人並んで体育館までの道を歩く。
今日はスポドリ作んなきゃとか、練習メニューどうしようとか言っている二人の後ろから、声がかかった。

「なつきさん、桃井さん、おはようございます」
『「わぁっっ!!!!」』

男子にしては高い透き通った声が、二人を驚かさせる。

『いつから…………いたの………』
「二人が下駄箱から出てきたときには後ろに居ましたね」
「声かけてくれればよかったのに……」
「忙しそうでしたので……」

心臓がバクバク言っているのを抑えながら振り向いてテツ君に言う。
そこで、テツ君が触れて欲しくないことを言った。

「ところで、昨日と上履き違いますね。二人とも」
『「、」』

ヒュッと、二人で息を飲み込んだ。
息が出来なくなった。
皆に、虐められてるなんて知られたくない。

「何かあったんですか?」
『な、何もないよ……?でも、良くわかったね……上履き違うって』
「……昨日のは踵の所に小さく名前が書いてありました。今日のは書かれてないなと思いまして」
「よくそんなところ気付くね……」
「まぁ……身長が低い分低い所に目が付くんですよ(ボソッ」
『「…………」』

ここで下手に慰めの言葉をかけてはいけない。
周りが大きすぎるだけだから気にしなくてもいいんじゃない、等と言おうものならイグナイトパンチをした後ブツブツと愚痴るのがオチである。

「でもテツ君が私のこと見てくれてるっていうのはすっごく嬉しいなぁ〜〜〜〜♪」

そう言いながらテツ君に飛びつくさっちゃん。大胆。

『あ……もう皆来てるよ、二人とも』

丁度体育館に着き、扉を開けるとそこにはもうすでに皆が集まっていた。




双子と黒子編、終。
(上手く隠せた、ハズだ)