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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ワンピース】-喘ぐサファイア ( No.37 )
- 日時: 2012/08/03 18:28
- 名前: 優騎那 (ID: FGaLWoyh)
「悪いな。イケメンとデートしてたら遅くなっちまった」
「ジャハハハ!!こりゃ、いい女が来たもんだ!!」
アルヴィット・フォークス!!
牙をのぞかせるホオジロザメの魚人が言い、別のダルマザメの魚人がぴょんぴょん飛び跳ねながらフォークスの名を叫んだ。
「オレとは初めてだよな?ホーディ・ジョーンズ」
「思えば同じ魚人街の出身だが、話したことはなかったな」
「オレの方が先に海に出たから…。いや、そもそもお前に興味が湧かなかった」
「「「「ぎゃはははは!!!」」」」
下品な笑い声がたかだかと水中にひびいた。
「こんな辛辣な美女が男なんてな!!」
「笑わせる!!」
フォークスは笑い声の中で指通りのいい髪を高い位置で結い上げた。
「確認だが、あんたらの目的はなんだったっけ?」
「リュウグウ王国の完全崩壊、そして人間への復讐だ!!」
ホーディの表情を悟り、フォークスはくすっと笑った。
「それならいい首がいるぞ」
「"麦わらの一味"だろう?」
「"麦わら"もそうだが、オレが言ってるのは別のやつだ」
「「「「「?」」」」」
フォークスの言葉にホーディをはじめとする魚人海賊団の者達は疑問符を浮かべた。
「ちょうど今、これから向かう竜宮城に"氷のルビー"ゴドリックがいる」
「何だと!?」
「額は4億5千万ベリーだ」
「ちょうどいい。そいつも人間たちへの見せしめに利用しよう」
ホーディは牙をちらつかせて不気味に笑った。
フォークスは考えを悟られないように妖艶に笑った。
「(こんなバカにやられるほど、お前は弱くない)」
フォークスは胸の内で相棒に問いかける。
————そうだろう?ゴドリック————
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